The Redang Telegraph

2009年06月01日

社会主義の勝利

GMの国有化

その前にもいろいろ国有化がありましたけど、GMの国有化は市場主義の終焉と社会主義経済の象徴だと思います。私は社会主義経済というのは好きじゃないのですが、ここまで(場当たり的にしろ)勝利宣言を見せつけられると、その理論に頭を下げるしかないです。
日本だって、銀行をはじめ国営化した会社がありましたが、これから先「アメリカでもやったんだから」ということで国営化の動きは公然となるでしょう。税金をある企業に投入して、ある企業は倒産しても見ぬふりをするけれど、その差は恣意的なものだといわれれば中小企業の経営者は納得できないでしょう。もちろん私も納得できないです。
…にもかかわらず。日本もアメリカも「社会主義経済」という言葉を一切つかわずに、資本主義みたいな顔をしているのはメンツが大切だというわけでしょう。「なし崩し経済」「場当たり的経済」というほうがより正確なので、そちらでもいいのですが、そうなるとメンツ丸つぶれですね。

今、ロシアにしろ中国にしろインドにしろ、かってガチガチの社会主義だった国々が経済を牽引しています。これらの国々の協力なくして、世界経済は語られないのですが、どうして日本は下降線をたどるアメリカに義理立てしているんだろう。ちっともアメリカは義理に感じてないというオチまであるのが悲しいです。

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