The Redang Telegraph

2009年06月03日

偽装ラブホテル問題 2

まず、神戸新聞の記事を孫引用です。
「…神戸市垂水区の県条例で禁止された地域でラブホテル「レッド・スノーマンズ」を営業した疑い。県警は20年11月同ホテルを捜査。部屋の設備からラブホテルと判断した。…」

脱税があったり、消防法にひっかかったり、その他この類の反社会的問題があれば、私は偽装ラブホテル問題についてスルーです。神戸新聞の、この偽装ラブホテルはこれから叩けばこの手のホコリがでるかもしれません。

でもね、「部屋の設備からラブホテルと判断した」は無いと思います。前の記事でも書きましたが、ラブホテルの設備は現在のホテルが進むべき進路を指していると思います。省力化のどこが問題なんでしょう?個人情報の保護のどこが問題なんでしょう?
ここにあるのは非常に現代的な問題で、旧態依然とした旅館やホテルに価値を求めて、そこにある問題の解決策を見ようともしていません。だから、多数のフロントを抱えて、多数の仲居を抱えた旧来型の旅館・ホテルの経営は難しくなり、廃業が増えているのに、省力化・省スペース化すれば「部屋の設備から」ラブホテルといわれるのか…かないません。
入り口に部屋の写真があるのは親切だと思います。ネット販売で、写真が付いてないようなものは、売れ行きが悪いでしょう。本の表紙写真すらです。部屋の写真がある?これは現在のトレンドなんです。

ちゃんとホテルとして認可を受けていれば、ラブホテルとその他のホテルの差があること自体(自治体の条例が)違憲なのと違いますか?
どっちにしろ、中で行なわれていることは結構似たようなことなのに。それはホテルニュージャパンの火災の時に赤裸々になったと思います。

それとも、設備改装費用を捻出できない、人員整理ができない、新しいことはすべて悪いこと、といった旧来型宿泊施設側の政治的な「足引っ張り」巻き返し運動か?ともかんぐってみます。

偽装ラブホテルは子どもに説明がつかない?じゃあ、偽装じゃない正規のラブホテルなら説明できるのですね?じゃあ、同じ説明でいいじゃないですか。昨今のトレンド「でき婚」だって、少子化対策に貢献しているのに、その多くはどこでHしたかときくと、多くはこのへんでしょう。じゃあ、「でき婚」は子どもにどう説明しているんです?
子どもに説明できないのは、クリントン元米大統領が具体的にどうして大統領じゃなくなったか…ということぐらいなものです。政府主導で、少子化対策と大騒ぎしているのですから、大人も子どもに説明できないなんて、みっともない自信の無いこと言わないことです。妊娠すると「おめでた」なのに、その原因についてここまで卑屈になることないでしょう。原因あっての結果なのに。そっちのほうがよほど恥ずかしいです。

ともかく、「部屋の設備で」ラブホテル(偽装ラブホテル含む)か、他のホテルか区別しようとするのはナンセンスです。時代に逆行しています。

規準のひとつが、「回転ベッド」だって…。笑っちゃいけないけど、イタイよなあ。

ホテル
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