以前に「職業欄の書き方 主婦」でかいた記事の続きです。まず、以前の記事はこちらです。去年の5月13日に書きました。
http://inlinedive.seesaa.net/category/6338555-1.html
そこで「主婦」という職業があると書きました。しかし、職業とは収入があるものをいうので、収入を伴わない主婦は職業になりえない…という意見をみつけました。その根拠が「日本標準職業分類」だそうです。この「分類」については上のURLの5月14日に書きました。ふーん。それだったら、職業でもなんでもないただの勤務形態「会社員」なんて絶対に職業欄には書けないはずです。それぐらい、職業欄なんていい加減なものなんです。とはいえ、
この記事は<職業欄に「主婦」と書く正当性>を検証することを目的としています。ちょっと長くなりますが、結論は「主婦」は無職ではない。職業欄に「主婦」と書くことは正しいということに落ち着きます。
では、もう一度「日本標準職業分類」を見ることにしましょう。これは総務省統計局の分類であって、その他に厚生労働省、内閣府、消費者庁といった省庁にもそれぞれの定義があるということを忘れないこと。
まずはURLはこちらです。
http://www.stat.go.jp/index/seido/shokgyou/4gensoku.htm
最初に日本標準職業分類一般原則があって、職業とはなんぞやという定義づけがあります。(以下青字は引用です)
第1項 職業の定義
この職業分類にいう職業とは、個人が継続的に行い、かつ、収入を伴う仕事をいう。仕事の継続性とは、仕事が一時的ではなく、次のいずれかに該当することをいう。
おや?収入ってあるじゃないか?じゃあ、やっぱり主婦は駄目?まあ、ゆっくり行きましょう。次のいずれかに該当すること…というのを見ていくと。
仕事をしないでも収入がある場合は、職業に従事していることにはならず、また、仕事をしていても収入を伴わない場合は、この職業分類では、これを職業としない。(中略)仕事をしていても収入を伴わない場合とは (1) 自分の属する世帯のための家事・家庭菜園の作業又は小遣い程度の収入を得て、留守番などに従事している場合
そう、日本標準職業分類では主婦は職業とは扱われません。が、よく見てください。わざわざ、この職業分類では、これを職業としない…と、ここではそういう扱いをしないとだけしかいっていません。さらに、無職であるとも言っていません。それともう一つ、職業と仕事を分けているところに注目です。
つづく
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2010年01月13日
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私はブログ始めたばかりのdeikukunと申します。
とっても為になるブログですね。
また寄せていただきます