米軍の沖縄からグアム移転で、グアムから「来るな!いらない!」の合唱です。
「支援不足に怒り、環境影響懸念=在沖海兵隊移転のグアム−米紙 (時事通信)」
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_the_states__20100325_121/story/100323jijiX324/
(引用はじめ) 【ワシントン時事】22日付のワシントン・ポスト紙は、在沖縄海兵隊の移転先のグアムで、基地機能増強に伴うインフラ整備の見通しが立たず、米政府の支援不足に対する怒りや、環境への影響を懸念する声が広がっていると報じた。
現行計画では、2014年までに在沖海兵隊約8000人とその家族約9000人が移転する。米環境保護局(EPA)は、人口18万人のグアムにピーク時には労働者を含め7万9000人が流入すると予測。しかし、米軍は2万3000人が必要とするインフラ整備しか負担しない。(後略、引用おわり)
ちょっと待った。ワシントンポストはこんな時事の要約ほど生っちょろいこと言ってないよ。
ワシントンポストではこうです。もっと日本にもアメリカにも辛らつです。それにひとつの記事としては、かなりの分量です。
「On Guam, planned Marine base raises anger, infrastructure concerns」
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/03/21/AR2010032101025.html?sid=ST2010032102932
(引用はじめ)That's how we feel here," she said. "We feel like we are not being listened to, like we are not being respected."
The federal government's push to further militarize this island -- combined with its heel-dragging in paying for the impact on civilians -- has led many Guam residents to doubt the value of their relationship with the United States.
"This is old-school colonialism all over again," said LisaLinda Natividad, an assistant professor of social work at the University of Guam and an activist opposing the buildup. "It boils down to our political status -- we are occupied territory." (引用おわり)
アメリカの準州であるグアムでも「いらない」って声。なるほど、アメリカでもいらないものは、日本にやらせろ…ってことか。グアムでのインフラ整備のお金の一部は日本が出すのですが、今でも巨額なのにそれじゃあまだ少ない、もっと日本が金を出せということですね。私は建設業界で働いているので、これがどんなことか良くわかります。つまり、今の計算より最終的には3倍はかかるということです。
築城の名人(というより土木建築のプロジェクトマネージャーとしては一級の人)、羽柴秀吉は、部下から工事概算を聞くと「うーん、甘い。その倍はかかる」と言って倍額の予算に組みなおさせた逸話があります。建設にかかる費用は人情として、少なめ少なめに言いたいのです。
私はグアム移転費用は当初予算の3倍になるのは間違いないと思っています。で、誰が出すの?そのお金?まさか、税金から…なんてことはないよね。日本にはホームレスだっているんだよ。保育園の待機児童の数って知ってるの?
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2010年03月25日
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