昨日はこっそり経済学から抜け出して、ヘイトクライム(特定の民族や国への差別)が何故おきるのか…のお勉強でした。
えっと、独り言みたいなもんだけど。
1 人間は向上心(つーか、上昇志向)が生まれつきある。そう、これは経済学でも無差別曲線のシフトで寝ながら習ったぞ。消費者は合理的なものの考え方をするってやつだ。
2 でも、てんで何にもできない奴のうち、自信も無いしやる気も無いので上昇を「どうせできない」とあきらめる奴がいる。
3 こういうのの中には、「なんでも周りが悪い。僕は悪くない」と人のせいにする弱虫がいる。
4 でもって、こういう弱虫に限って無意味にプライドが高い。っていうか、傷つきやすい心の鎧というべきか。ガッチンガッチンに鎧を着ないとどうしようもなく怖い。鎧じゃ足りなくてさらに守るために引きこもるのがAパターン。
5 Bパターンは、あくまで上昇志向を目指すため、周りをおとしめて自分を相対的に高くしようとする。このあいだネット回線契約を切られて家族を殺した人でなしがこういうパターン。家族に君臨しようとしていた。マスゴミは嘘ばかりつくといいながら、全然、全然、マスコミを無視できずにいい加減な情報に踊らされて、むやみに上昇したがる。無視すればいいのに、無視できない。他人が気になってしかたない。
6 このBパターンで、自分に誇るべき内容が全く無いのに気がつき、でも無理に誇りたいから、自分の国籍は他国籍より偉い…。といっても、それじゃあ具体性に欠けて心の平衡が保てないから、具体的にxx国は馬鹿だ、xx民族は馬鹿だと言ってみる。
7 つまり、上の痛ましい殺人事件の犯人が家族に君臨しようとしていたのが、他国籍の人の上に君臨しようとしているだけの話。もちろん、どのケースでも君臨したがるが、誰もおとなしく君臨させてくれないので、大声で怒鳴り散らすことになる。
8 怒鳴り散らす段階で、負けが決定。あとは、傷をどれだけ大きくするか、自傷行為である。もちろん、ウエブ上であれば怒鳴り散らすが、書き散らかす…となる。作為的に慇懃無礼な場合もあるが、根は一緒。
(日本人であることなんて、ただの生まれた時とかの役所の事務手続きじゃん。事務処理が誇り?しかも、日本人で無くなることだって事務手続きで平気にできる。毎年大勢の人が適当に日本人になったり、日本人を止めたりしている。こんなのが誇りなのかなあ?私は大使館でちょこっと働いたことがあって、パスポート発給とかもしたけど、日常業務で面白くもおかしくも無かった。
生まれた時からある国籍なんて空クジなしの参加賞みたいなもので、本人の努力とは無関係。しかも役所への届出だって親がやったはず。そんなに誇ったら恥ずかしいだけだと思うんだけどなあ。
千葉県民である誇りとか茨城県民である誇りとか、そのレベル以上の話ではないのに。たとえば千葉県民が優越性を唱えて埼玉県民を不当に低く見てるとか?確かにそういうヘイトクライムの人もいるんだよね、信じられないけど。)
つまり、ヘイトクライムに加担するのは、自分の中身が空っぽで誇るべきものなど何一つ無い…ということを明確に表現しているだけにすぎない。思えばかわいそうな連中ではあるが、対処法として、
あ)自らの意思で馬鹿を選択しているので、蔑んであげればよい。
い)自殺願望者と同じで、一種の病気だから適切な治療を受けさせる。
う)どうせ聞く耳はもってない犯罪者なのだから行政に処分してもらう。
大体、普通の人は自分のことを「できるヤツだ」なんて思ってない。自分のことを「俺ってチョーすごいやつだ」と思っているのとは友達になりたくないし、それはそれでオカシイ奴としか思えない。
普通の人は、へんなプライドが無いからだと思う。身の丈にあったプライドがあれば十分。増長することなく、卑下することなく、ふつーに、身の丈のプライドがあれば、人にやさしくなれるし、ヘイトクライムに走ることはないはず。
「振り込め詐欺」に引っかかって、警察官の制止を振り切ってお金を犯罪者に振り込んだ…という人とおんなじだから聞く耳はもってないはず。痛い目にあわないとわからない。
それを考えたら、対処法(い)が人道的と思う一方、(う)が正解なのだとも思う。でも、どこからかお金をもらってやっている確信犯ということもあるからなあ、こまったもんだ。
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2010年05月05日
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