The Redang Telegraph

2010年08月06日

いちばん幸せなとき

私はスクーバダイビングのインストラクターです。

いちばん幸せなときは、最後のオープンウォーターコース講習の前の日。

机について、C-カードの申請書を書いて、仮カードの記入をするとき。
ひとつひとつ、新しくダイバーとなった方の名前を書いて、ああ、こんなことしたよね、とか、あれ苦手だったよね、とか、講習中に大物がでて驚いたよねとか、いろいろ思います。

そして、カードを書き終わって、パウチで閉じて、できあがり。これを手にすれば、これまでに見たことの無い地球の7割が手に入る、魔法のカードです。

新しいことに挑戦する力、不思議な気持ち、ちょっと怖かったことにも打ち勝つ勇気、目の輝き、おさかなを間近にみた驚き!そばにいるだけで、気持ちが津波のように強く私にも伝わってきます。

アーチストのように、人の感動を手伝った喜びはなにものにも代えられません。どんな千金をつまれたとしても、人と感動を共有できる喜びを手放すすべはありません。

自分がダイビングと出会えたことは、奇跡だと思います。


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