海外R&Dの勉強をしていたとき、つくづく思った。これから本当に必要とされる人しか必要にされないんだなあ…。大学でみっちり勉強した人だけが必要とされ、遊んでた人や就職に不向きな部で勉強していた人は起業を最初から考えたほうがいいみたい。
生産工場の海外化で、単純工・期間労働者は不要になり街頭にあふれ出て来たのは知られたことですが、これから研究部門も海外で調達する(正確には移転ではなく誕生させる…かな)となると、大学で必死に勉強した、ある意味つぶしの利かない研究者は海外研究部門に転出するか、外資の日本での研究部門に雇われるか、あるいは起業するかの選択を迫られることになるかもしれません。
日本は少子化で…良いのかもしれません。
少子化と言われつつ、それでも就職難の時代です。子供が多く生まれると、就職先はどうなるの?誰が面倒みてくれるの?失業して、ハローワークに人が溢れるのを見て、「さて少子化対策で子供を増やさないといけない」と思う人はどのぐらいいるのだろう。あるいは経営者の思惑だけで、一人当たりの仕事量を死ぬほど増やされて、実際死ぬような目に会う人をみて、「さて子供を作って社会に送り出そう」ってどれだけの人が思うと思う?
結婚しなかったり、できなかったり、子供の数が少なかったりするのは自然な成り行きでしょう。それでも子供の数を増やしたかったら、今の人が楽に生活できるようにするのが大切なはず。生きるのが大変なのに、子供?今のままなら俺の子供も苦しめられるだけだろう!ふざけんな…でしょう。子供が就職できなかったら、扶養が大変どころか、自分がミイラにされる可能性だってある世の中。
少子化は、沈没する船からネズミが逃げ出すように、人間の本能で結婚しない、あるいはカップルが本能で子供が少ない…。本当は、少子化対策より今を楽しく生きていけるような世の中にするのが先!サービス残業やらせて、少子化うんぬん。ふざけたことは無しだよね。
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2010年09月21日
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