The Redang Telegraph

2010年10月21日

さて!メッカにでも行くか… 1

巡礼客を乗せてメッカからミナに行く電車。ディーゼル機関車の路線はあるけど、この国唯一の電車路線。その名も「マッカ・メトロ」。先月開通、初運行…それを考えただけでも恐ろしい。

しかも、どんくさいデザインとカラーリング。ああ、この21世紀にどんだけ!の、センスの無さ。新規開業なのに、デザインは50年ぐらい昔のレトロ…。売るほうも買うほうも、まあ、このレベルなんでしょ。メッカのインテリジェント化に比べて、この電車は素人目にも時代遅れなテクノロジー。電車の上の電線の多さ、、まるで蜘蛛の巣です。ホームの日よけの布!強風で煽られて電線に絡みつくのは時間の問題でしょう…。

makkah_metro1.jpg

どうぜ、うまく運行できないのは目に見えているので、はやいうちに壊れて(機体か、担当の脳みそか)、「やっぱり今年は去年と同じバス運行です」と言って欲しいです。なまじ頑張らなくていいです。いや、頑張らないでほしい。もう一年ぐらいは様子を見て欲しいです。
…というのは、このニュースを見たから。
http://www.iina.me/english/news.php?go=fullnews&newsid=840

あ、鉄橋だ。列車が落ちるか…、鉄橋が落ちるか。私は、半端じゃないぐらい思案中です。やっぱり、今年はやめよう…か。それに教えてもらったプラットフォーム。よくよく見ると、かなりちゃちです。プラットフォームが人の重さに耐え切れないという可能性だってある。あるいは押し寄せた人波でホームからこぼれ落ちるとか。

inna_1286717895_HAJJ_BY_TRAIN.jpg

これは、真剣に考えどころです。

この記事へのコメント
これ受注したのって中国企業なんですよね……。

300万とか400万とかって人が一度に押し寄せますからね、ぜったいホームから人が落ちますって(汗

私も乗れと言われても乗りたくありませんね。

今年はメッカで会えますかねー。着いたら電話しますねー。
Posted by TAKE C at 2010年10月22日 00:41
こんにちは!中国製、、いかにも「前進1号」とかいう名前の付いてそうな電車ですね。中国だって、もっと最新式があるのに、よりによってこんな使い古しみたいなテクノロジーだしてくることもないのに。安くあげたな…

今年のハッジでは巡礼を全部電車で運ぶことはあきらめて「サウジ国内応募組(つまり私も)」と「湾岸諸国からの組(つまりTAKE Cさんも?)」に限定して、<特典>として電車を使うって話です。おめでとうございます(泣)

既に数度の脱線のニュースも伝わっています。運を神様に任せて命がけで乗ってみましょうよ。私は遺書を書いておきます。
Posted by NAOKI at 2010年10月23日 12:18
>>既に数度の脱線のニュースも

えっと.....まだ、テストランですよね...???(TωT

毎年、サウジ国内応募組が半数以上じゃないですか(泣
日本にいた頃は鉄ちゃん疑惑もかけられたほど鉄道はキライじゃないですよ。
でも、いやだ、絶対乗りたくないーっ。

突撃レポートはNAOKIさんにお任せします。
Posted by TAKE C at 2010年10月23日 14:05
昔、巡礼は生涯最大の難事であり、巡礼にでかける者は<万が一に備え>あとくされないよう、すべての借財の精算をおこない、家族と今生の別れを惜しみ、そして旅立ちました。ある者は帰り、ある者は二度と戻ることはなかった。

脱線は試走時らしいです。どうやら、巡礼の心得は21世紀になっても人為的(通称:人災)に<試練>として与えられるようです。

嗚呼!胸にせまる、今に生きる伝統ですね(号泣)。こんなことなら、一時帰国で、もっと映画みて美味しいもの食べて、家族と名残を惜しむべきだった。
Posted by NAOKI at 2010年10月24日 00:40
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