The Redang Telegraph

2010年11月19日

熱がでた…

メッカ巡礼者がよくかかるという、ハッジ風邪にかかってしまいました。
風邪…といっていいか、この数日のミナーは災害後のような混雑ぶりで、むしろ、よく言われる天災の後に訪れる「疫病」といったほうが正しいでしょう。症状は、のどの痛み、熱、咳で、風邪と一緒です。

あるいは、ハッジに圧倒されたせいかもしれません。あそこの人々のだすエネルギーには、とうてい太刀打ちできません(メッカは、別に今流行りの「パワースポット」じゃないです、きっと。)

きっとハッジ体験は、あとからゆっくり響いてくるボディブローですね。遅効性で、強烈で、ハッジ前にはもう戻れないでしょう。こういうときは、ゆっくり咀嚼するに限ります。いそいで、何かまとめようとする必要はまったくないです。

出会い系エージェントのホテル(テントじゃなくて)は豪華でしたし、食事は文句なし、ジャムラートまで5分。ミナーからメッカまでのバスもほとんど待たずに乗れたし、メッカからジェッダまで30分の驚きの速さで戻って来れました。最初にジェッダを出たときから、たまたまタワーフ・クドゥーム行きのバスに乗れたのも含めて、どれをとっても恵まれました。アルハムドリッラ。次々と繰り出される、宝くじ特等級のラッキーに驚きです。とはいえ、ハッジは完全に終わったわけじゃなくて、イフラード式という巡礼だったので、日を改めてウムラをしないといけないという宿題は残っています。

もうひとつ、宿題。
この、ハッジから何を感じ、何を学べるか、私の器量が問われています。ハッジ前に戻れない代償です。



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