私もうっかり知らなかったです。もう、この世に「偶蹄類」や「偶蹄目」という分類方法はありません。
今は、「鯨偶蹄目」あるいは「鯨偶蹄類」です。
鯨偶蹄目については、Wikipediaから引用です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AF%A8%E5%81%B6%E8%B9%84%E7%9B%AE
(引用はじめ)鯨偶蹄目(くじらぐうていもく・げいぐうていもく)は、哺乳綱の1目。クジラ偶蹄目とも書く。鯨偶蹄類、鯨偶蹄上目などとすることもある。遺伝子手法で明らかになった系統にもとづく新しい目で、旧来の偶蹄目(ウシ目)とクジラ目からなる。鯨偶蹄目を置くばあい、単系統のクジラ目は(分類階級を目より下げて)存続するが、側系統の偶蹄目は廃止される。(中略)
(歴史的には)従来より偶蹄目とクジラ目は、左右一対の気管支とは別に、右側のみ気管から分岐し右肺へと達する管が存在するという共通した特徴をもっている事が知られていた。そのためこの両者は近縁と考られていて、この2目を姉妹群とする説はあった(ただし、必ずしも広く認められていたわけではない)。(引用おわり)
鯨偶蹄類には、鯨反芻亜目という下部分類があって、鹿、牛、キリンのいる牛亜目があって、それとならんで鯨凹歯下目(なんて読むのだろう?漢検2級のテストに出ないことを祈るばかりです。くじらぼこはかもく?)があって、カバとクジラがいます。カバとクジラは、本当に近い種類なのですね。
それにしても偶蹄か奇蹄なんて、足の爪の数ぐらいかと思っていたけど、全然!鯨偶蹄類には一対の気管支の他に右肺にだけ通じる特別なバックアップがあるなんて知らなかったです。
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2010年12月20日
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