これら山は岩山でごつごつしています。
でも、おかげで山中は石材には事欠きません。
マディーナ近郊の山村の古い家も、石造り。
壊れかけた家だと、断面?も良くわかります。これは石造りに泥の目地埋め兼、漆喰ですね。
こちらは、石造りの上に泥レンガで継ぎ足し。きちんとしたコーナーをつくるにはどうしてもレンガは必要なのかなあ?それに、レンガのほうが冬は暖かいと思うから、それかなあ?
いまでも、石垣はこれですね。ただ目地はセメントで埋めているようです。
それと比べて、平地のジェッダ近郊では、上から下まで泥レンガ。
こちらも、壊れた家で、断面がよくわかります。梁はナツメヤシの幹がそのまんま。ナツメヤシは堅いので、製材するより、そのまんまのほうが楽です。それに製材すると脆くなるのです。椰子の木と普通の木には木材としての性質に大きな違いがあります。そして、屋根はナツメヤシの葉で葺いてます。
壊れてない、いまでも使っている家だとこんなかんじ。壁は漆喰で白いです。
ジェッダではちょうど、また、入道雲がでてきたところでした。こんな古い家(つまり、泥レンガとか石造りとか)は、いまでは作られていません。ふるーーーーい、廃墟になったような場所にのこっているだけです。今は鉄筋コンクリートばかり、、、
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