近代的、ってほどのものは無いですが、普通にアスファルト駐車場です。いまどきは宿営地=大型バスです。
http://inlinedive.seesaa.net/article/159931847.html
調べると、ミーカートはここジュフファの他に、ズーフライファ、ザートイルク、カルンマナーズィル、ヤラムラム、、、は!5箇所じゃないか!昨日の記事で4箇所と書いたけど間違いでした。ちなみに南のヤラムラムがメッカから50キロちょっとで、ここジュフファが190キロ近いので、やっぱり、ジュフファは一番遠いミーカートです。
しかもそれだけじゃなくて、ジュフファは一番寂れているミーカートです(きっと)。北のヤンブーから来るとバドルでマディーナに行く山道ハイウェイが通っているので、ハッジ客の多くはハッジ前にマディーナに寄って、北方のミーカートであるズーフライファを起点に使うようです。やっぱりね、道路がいいと山道も車で飛ばせて、どおってことない。おかげで、ジュフファ敗れたり、、。
敗れるというか相手にされてない感がある。以前にズーフライファに行ったことがありますが、もんのすごい繁盛振り。ガソリンスタンドが立ち並び、レストランやら、なにやら一大ドライブイン街と化してました。
バドルからマディーナに行くハイウエイはこんな感じです。以前に記事にしました。
http://inlinedive.seesaa.net/article/175303357.html
とはいえ、昔、昔、まだハイウェイも無い頃、自動車も無い頃。馬やラクダや徒歩で、とぼとぼメッカを目指していた頃、、、目をつぶると砂漠を越える巡礼の列。とぼとぼとぼ、、その頃はきっと何が楽しくてわざわざ山道を行くのだ!平べったい海岸沿いのジュフファのミーカートが盛況を極めていた、、はず。
イブンバツータは世界有数の旅行家で、メッカ巡礼も。前に紹介した映画Jurney to Meccaのトレイラです。
ジュフファ城の前の平地は、たなびくテントで多い尽くされた宿営地。興奮して唾を吐きまくるラクダ!ブーホーブーホーと鳴くロバ、飛び回るハエ、荷駄と飼い葉がごった返し、ラクダ臭さ!散らかるゴミ!リアルに見えて聞こえ匂えるようです。難はリアルすぎてロマンがないところです。
それを見下ろす、守備兵の面持ち。
こうやってみると、砂漠の孤城、、そのものですね。
つづく
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