ここのところ連日、今年の最高気温の更新です。
暑いとどうなるか!
そう、砂嵐が吹く!
日本の海岸では、陸風が夜吹き、朝凪、海風が昼吹き、夕凪、、、というのが1日の風の一般的なサイクル。これが「海風・陸風循環」。Wikiでの説明です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%99%B8%E9%A2%A8
(引用はじめ)昼になって日が差し始めると、陸上にある空気は海上にある空気よりも速く暖められる。暖まった空気は密度が低くなって浮力を受け上昇気流を生じる。上昇気流によって上空へと移動した空気は気圧が下がるため断熱膨張により今度は冷却される。このようにして陸上では地表付近では海上よりも気温が高いが、上空では逆に気温が低いという状態になる。ここで静水圧平衡を考えると、地表付近では陸上は海上よりも気圧が低く、上空では逆に気圧が高いということになる。このため地表付近では海から陸へ海風(かいふう、うみかぜ)、上空では陸から海へ海風反流(かいふうはんりゅう)という風が吹く。この風の循環を海風循環(かいふうじゅんかん)という。(引用おわり)
海岸べりの当地の砂嵐は、この内陸部上昇気流による海風循環(A)が猛烈で、砂嵐となります。海岸一帯の軽い砂や埃が海風に巻き上げられて、えらいことになるのです。暑ければ暑いほど、上昇気流の発達は物凄く、凪や陸風など微塵も発生しないほどです。(内陸部の砂嵐はまた別の原理です)
![547px-Diagrama_de_formacion_de_la_brisa-breeze[1].png](https://inlinedive.up.seesaa.net/image/547px-Diagrama_de_formacion_de_la_brisa-breeze5B15D-thumbnail2.png)
海風型の砂嵐はこんなかんじ。
当地のはもともとが、海風循環に起因するので、暑いと毎日、お昼過ぎの決まった時間に起こる。熱帯のスコールみたいなものです。あれも、上昇気流に起因するから、スコールと当地の砂嵐は双子の兄弟といっても良いかも。
写真より実際は、もっと凄惨なのですが、カメラではどうも表現しきれないですね。

当地で、陸風の砂嵐になることは、、滅多にないですがあります。
紅海で巨大な寒冷前線があると、気圧の低下で完全な陸風になって海に向かって砂嵐となります。
陸風循環が原因でないので、要注意!ジェッダで陸風型の砂嵐が吹くと、そのあとは!
寒冷前線様のお通り!
もんのすごい雷雨、土砂降りの暴風雨となります。毎年繰り返されるジェッダの大雨は、この寒冷前線の結果です。ただし、雨域は広くありません、集中的な降雨。
(Wiki 寒冷前線からの引用)寒冷前線の長さは一般的に数百km〜2,000km程度である。上空から前線の雲域をみると、その幅は平均200km〜500kmくらいと温暖前線より狭くなる。雲域の中の雨域はもっと狭く、幅は50〜150km程度である。(引用おわり)
砂嵐が吹くと、部屋の中も砂まみれ。
いったい、どこから入ってくるのか?
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