The Redang Telegraph

2012年05月29日

原発被害とはこのことだ!

震災がれき:受け入れ北九州市への修学旅行を拒否
http://mainichi.jp/select/news/20120525k0000m040087000c.html

(全文引用)「松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた。
同校によると、修学旅行は6年生6人全員が参加。24日に広島市から北九州市の遊園地「スペースワールド」へ向かい、同市内で宿泊。25日に山口県を訪れる日程だった。しかし、北九州市が23日、宮城県石巻市のがれきを受け入れ、西日本で初の試験焼却を始めたため、6年生の保護者全員が反対し、学校側が延期を決定。児童には24日朝に説明した。小野校長は「安全を確認して説得したが、保護者の総意なので受け入れた」と説明している。」(全文引用おわり)

原発さえなければ、こんなことはおきなかったのに。

原発再開 地元と周辺で世論差(NHKニュース)
(引用はじめ)「NHKの世論調査で、福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開について賛否を聞いたところ、地元のおおい町では、「賛成」・「どちらかといえば賛成」と答えた人は54%で、「反対」・「どちらかといえば反対」と答えた人の37%を上回りました。」(引用おわり)

原発地元の人、自分さえよければ、どうでもいいのだろう。、、というか、長い目でみれば「大飯」ブランドの破壊で結局不利益を被るのは自分たちなのに、本当に目先の損得だけ。目の前にプランがなければ将来もないという気持ちもわからないではないですが、それにしても辛い意見です。

北九州のスペースワールドは、そんなに利益がでている施設じゃないし(2005年に一度倒産したし)、市全体が斜陽化しているのに。泣く泣く瓦礫を受け入れたのに、それでもって修学旅行の宿泊キャンセルは痛すぎる。原発は、もはや地元の人うんぬんより、日本に住む人の全員の意見を聞くべきだよ。

延期をした松山の小学校には、しかたがないよね。。という気持ちです。でも、この学校もまた、過剰な反応だとかなんとかいって叩かれるのでしょう。自分でお金を払って旅行に行くのに、どこに行くのかは自分の勝手で他人がどうのこうのなど言えるはずもないのですが、口出しせずにはいられない馬鹿も多いのです。

実際のところ、原発被害というものは、日本の多様性の無さを浮き彫りにして非寛容な社会であることを徹底的に暴露しつづけることに由来するのではないでしょうか。つまり、原発、放射能、予防、対策、うんぬんより、二次的ですが深層的な、「社会全体の未熟さによって、日本は原発を持つべきではない」と思います。

地元の経済繁栄を願い原発再開を願うこともエゴであれば、修学旅行に残材焼却しているところに近寄りたくないこともエゴだし、世の中にはいろんなエゴが満ちています。それが普通の社会で、それらのエゴには必ず納得できる一面があると思いますが、そこを見ずにダメだ、おかしい、というステレオタイプが蔓延するような社会であってはならないと思います。

この問題は難しくて多くの人が避けて通ろうとしている。でも、避けてはいけない。避けると、結局倍返しで清算を迫られることになるのだから。

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