The Redang Telegraph

2012年08月26日

バイクでメッカ踏破 1メッカへの道



この間のマディーナ遠征に気をよくして、さっそく次の目標!マディーナとくればメッカでしょう。
距離的にもメッカのほうがマディーナより近いし、ついでにターイフまでいっちゃえ。ゴーゴー!

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、、、ということで何も考えずに出発。予想時間はマディーナと同じ12時間。このあいだ夏休みの工作で作った手作りラックにカバンを積んで、、でもサイドのサドルバッグは無しです。いかんせん、距離は近そうでもメッカ市内の交通渋滞は覚悟しているので最小のクリア幅をキープするため横幅を広げることはできません。

朝5時半に出発。マディーナより早いのは日中の暑い中の運転はできれば避けたいから。積み込みのため朝4時起床です。

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今回のメッカ踏破で使うルートははじめてです。いつもは一旦ジェッダにはいってそこからメッカに向っていたのですが、トワルからジェッダを経由しないで直接メッカにいけることを思い出しました。こちらのほうがはるかに近いです。ジェッダの住民は絶対使わない、マディーナ=メッカ直通高速道路です。

地図でみるとラービグと書いてある国道5号線を真っ直ぐ南に下りたところで、マディーナ=メッカ直通高速の国道15号線が一番近寄っているところがあります。ここがトワルの接続点でここまで15号線の分岐があって、つながっているのです。。が、古い道路地図にもグーグル地図にも乗っていません(グーグルの衛星地形図ではでてるけど)。地図でつながっているのはオブフルの分岐でここまで降りるとかなり遠くなります。

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トワルの分岐で看板を撮影、、するとパトカーが!
「高速道路のインターチェンジの陸橋の真ん中で駐車して写真をとるな!危ないじゃないか」
ごもっともです。
怒られただけですみました。いくら記念撮影でも危ないことはしてはいけません。

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こんどは国道15号線を延々の南下します。この道路は初めてだし、朝で気持ちも良く、気分は高揚!

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最初はゴラーンという聞いたことも無い小さな町で給油。

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ついでに朝ごはん。サウジの朝ごはんといえばクロワッサン。サウジ人の朝食クロワッサン好きは異常です。特にお休みの朝の外ご飯はクロワッサンで決まり、、みたいな感じです。テーブルがないのでシートの上でエスプレッソと一緒に。こんどはお盆も手作りか?いや買ったほうが早いだろう。

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延々と南下しますが、山道にははいりません。不思議、、、この一体は山岳地帯なのにどうして平地が?地図でみると15号線は微妙に山間部を縫って平野部を走ってます。

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そして、このあたりきっての大きな町、ウスファーンに到着。ジェッダ近郊ではジェッダに次ぐ規模です。ウスファーンには数年前にジェッダ経由で行ったことがあります。

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おどろくほど緑豊かで耕地も広がり、すばらしいです。ちょっと雨量の多いヨルダンとかシリアの山地みたいでサウジらしくないほどです。

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そして、ウスファーンにあるオスマントルコ時代の砦跡。メッカ近郊に3つ同型の砦があり私の町のすぐ近くにあるジュフファ砦が一番原型をとどめていて、ウスファーンは廃墟になっていると聞いていたのですが、確かに、見る影も無い。

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ウスファーン市域でラクダの散歩。別に今回に限ったことじゃないのですが、バイクで走るとときどき妙にラクダ臭い場所があります。だいたいはベドウィンの定住地なのですが、放牧ラクダの通り道の場合もあります。乾し草の香りが道路のベストだとすると、ラクダ臭いのは最低レベルの臭いです。

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そしてジュムームで給油。ウスファーンで右側のサドルバックホルダーがマフラーの熱とサウジの暑さで「接着剤が溶ける」というアクシデントで落下。しかたないので、取れたところはバッグの上に乗せてます。

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ジュムームを過ぎると、山道に入りムスリム以外は立ち入り禁止という看板もなく(迂回路もない)、いきなりメッカのチェックポイントがきます。マディーナ=メッカ間は巡礼のメインストリートですから、むしろムスリム以外がこの道を通るという想定もないのでしょう。そして、まだまだ先、うーんと走るとメッカの大時計台が見えてきます。

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(2につづく)


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