The Redang Telegraph

2012年08月27日

バイクでメッカ踏破 2メッカの時計台



15号線を南下してメッカ市内に入りました。あとは、ごちゃごちゃして道に迷うのを待つだけです。

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とはいえ、まるでドラえもんのポケットみたいな「どこでも時計台」。あれが見えているかぎり、ハラムの方向を見失うことはありません。

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あの時計台については、意味あいが諸説ありますが、誰も真相をはっきり言いません。ですから、私がはっきりいいましょう。あの時計台は何故あんなに背が高くてどこからでもみえるぐらい大きいのか。それは、

ハラムがどこにあるかわからず迷子になる人が続出するから

あれは目印です。目印以外の意味なんかないです。
メッカ市内は坂が多くて見通しが悪い上、平地が狭いのでビルは天高く伸びようとします。こうして、メッカにきたもののカアバがあるハラムがどこにあるのか見当もつかなくなりました。
メッカは巡礼が来るところ。ハッジは一生に一回くればいい、、というものです。ということは、メッカ市内には場所に不案内なおのぼりさんが山ほどくるし、一生に一回ということで学習効果もなく、そして次々の迷子の軍団が到着するというものです。

20120824 makkah taif 040.jpg

以下は下っ端、偉い人、王様のバーチャル会話

下「今日もまた迷子の群れが3万人来ました。もう手に負えないです」
偉「なんとかしろ、道路標識はどうなった」
下「メッカ市内にハラムはこちらという道路標識は役に立たないです」

たしかにそのとおり、道路標識だと微妙に近くにまではいけるが最後がまったくわからん。つまり、カーナビでいうと「目的地周辺まで来ました、案内を終わります」といってから5差路がでてくるようなもので、きっちりハラムの入り口まで案内してもらわないとどうにもならない。ハラムの近くは一方通行だとかかってにブロックを置いて行き止まりにしているとか、、しかも、建物が目の前にあるのでその建物の裏にハラムがあっても見えない。

下「この下にハラムあり!という気球を揚げてたらどうでしょう」
偉「うーむ、スカイツリーというものを建てたらあんがいいいかもな」
下「それそれそれ、スカイツリーにしましょうや」
偉「しかし、メッカのことは王様が決めるし、目印だけで王様がうんというかなあ」

偉い人と王様の会話

偉「王様、メッカになにかドーンというものを立ててみませんか」
王「なんじゃい?」
偉「あ、失礼しました。どうでしょうメッカにイスラームの威光を照らすろうそく型の塔をたててみたらどうでしょう、なにやら京都タワーというのがそうらしいです」
王「つまらんなあ」
偉「ハラムの目印、、いえいえ、イスラームの威光でございます。世界中に知らしめてやりましょう」
王「ふーむ、それはおもしろいなあ」
(中略)
偉「じゃあ、時計台でいきましょう」

という会話があったはずです。
あーだの、こーだのいう説明はほとんど後付けでつじつまあわせ。
ざっくり、真相は「この下にハラムあり。迷うことなかれ」でした。

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