The Redang Telegraph

2012年10月02日

果敢

果敢、、、、最近の日本で最も目につく失われた言葉です。

「果敢」
<決断力に富み、ものごとを思い切ってするさま>
http://kotobank.jp/word/%E6%9E%9C%E6%95%A2

これが老害ゆえならばまだ理解できるものの、むしろ社会の中堅や若年層で果敢さが不足しているようにみえます。かっこつけて、あーーだら、こーーだら、言うだけ言って自分の果敢さの欠如を糊塗しようというのは、じつは丸見えでみっともないだけです。

「原子力の図書館:廃止 安全委→規制庁に引き継がれず」
http://mainichi.jp/select/news/20121002k0000e040189000c.html

(引用はじめ)「原子力の図書館」として、原子力資料を一般市民に公開していた「原子力公開資料センター」(東京・霞が関)が、運営元の旧内閣府原子力安全委員会から新しく発足した原子力規制庁に引き継がれず、廃止されていたことが分かった。再開のめどは立っておらず、資料4万ファイルは公開されないまま宙に浮いている。福島原発事故の反省を踏まえ、原子力行政の透明性アップを目標に掲げて発足した規制庁だが、識者からは「情報公開の取り組みが劣化した」との批判の声が上がっている。(引用おわり)

さらに、公開の規制が強化され、驚くべき時再錯誤ぶりです。
まさかの、情報公開の後退。旧ソ連のペレストロイカの柱が情報公開にあったことを考えれば、今の日本は旧ソ連並みの社会主義国家に向けて邁進しているとしか思えません。もともと、日本と国家社会主義とは非常に親和性があって、国民には知らせず、、(たまにバレると国民は「我々は騙された」と自分達の馬鹿さ加減を露呈するけど)、官庁の好き勝手なまま。しかも、実のところ官庁もそれほど悪気がなく、ひたすら国民のためを思って路線を間違え悪化させていくというパターン。

良いところも悪いところもさらけ出して、まっすぐに行こうとする果敢さが今、もっとも求められるところです。

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