The Redang Telegraph

2012年12月20日

ジェッダの空に舞え! 6

6 痛くない着水とは?

今日おなかを見ると、青あざが凄い色に変化していた。
フルークタークで、怪我をしない方法を身をもって発見しました。
それは、

きちんと飛ぶこと!

良く考えるとあたりまえで、なんで自分が痛い目に合うまでわからなかったのか不思議なのですが、物体の運動エネルギーは摩擦や空気抵抗により弱められ、最後は運動がゼロになります。だから、きちんと飛距離を長くとると当然のことながら運動エネルギー(位置エネルギーと言ってもいいのだけど)は少しずつ弱まって、着水するころにはゼロになって軟着陸というわけです。

一番、ひどいのは摩擦ナシ、空気抵抗ナシで、運動エネルギーが有り余っているうちに物体にぶつかるとき。つまり、全然飛ばなくて、運動エネルギーを満載したまま水面にぶつかると、それはそれは痛い目にあうということ。本当に痛いぞ!

images.jpg

物体の重量:180キロ(飛行機と私の体重、、どのぐらいの割合かは部外秘、60キロ台です)
落下距離:8m(6m+らくだ号2m)
重力加速度:9.81m/s2J
落下エネルギーE:14.12J=0.0039kWh
落下速度v:12.52m/s
E=mgh=1/2mv2

わあ、ってことはほとんど0.5秒で水面に激突したってことか?
確かに走馬灯のように過去が思い出される、、という暇はなかった。あ!と叫んだ記憶もない。

ちなみに一位は、こんな感じで飛行した。さすが。パイロットはマムドゥーフさん。当日まで出るなんて知らなかったけど、実は知り合いです。

14.jpg

以前、マムドゥーフさんの名前を漢字で書いてあげたことがあります。世間は狭いです。。。というか、こういう大会に参加しようとする人は行動が似ているので、お互いに引かれあう力、、つまり「類は友を呼ぶ」引力が働いているのでしょう。広い世間が、狭くなるのも道理ですね。

「魔無道怖」
http://inlinedive.seesaa.net/article/292244500.html

IMG_7987.jpg

この写真を本人に送ったら、翌日からFBのアイコンになってた。ま、いっか。おめでとう。さすが怖いもの知らず(魔無道怖だから?)。似た2人でも、しかし、結果はおおいに違うし、体の痛みも全然違うはず。おそらく、私が全参加者の中で痛い目にあった順位だと1位だという自信があります。

実は4位のグループも知り合いだった。サウジは広いし、32チームもあるのに、3チームがお互いに面識があったとは(もちろん、参加するのはお互い知らなかった)、10%だぞ?なんだか類は友を呼ぶ引力のものすごさを感じます。


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