The Redang Telegraph

2012年12月25日

ワディ(涸れ川)考 2

ワディは、大雨が降ったときに水が地下に浸み込みづらく、鉄砲水となって谷を襲うわけだけど、そんなところに、なぜかくも大勢の人がすんでいるのか?危ないだろうに?
、、、と思うひとがいるかもしれない。

でも、まずそれはワディがどんだけの大きさか知らないから。人が住むようなワディは通常、日本的イメージだと盆地と呼ばれる大きさがあって、それは大きくて簡単にイメージするような谷とはちょっと違うこと。いってみれば「風の谷のナウシカ」の住む、谷=国ぐらいのイメージ。

だから、水害の跡をみても、これほど幅があるところが水深数m漬かったというスケールにただただ驚かされ、ありえないものを見たような気持ちになる。私は昨年の東北を襲った津波しか似たものを思いつかないです。あの津波だって、三陸は津波の危険性があるとわかっていても、人が普通に暮らしていたのと同じように、ワディは濁流の恐れがあるとわかっていても、まさかそこまでの大きさの、、、と誰もが思うから住んでいます。アブワの洪水も50年、こんな洪水はなかったと住民が言ってました。人のもつイメージには限界があるということです。

なぜ、人がワディに住むか考えたところを列記すると。
● 平坦だから。まわりが急峻な山だと考えたとき、わざわざ斜面に住むと不便だし危ない
● 井戸が楽だから。もともと川底になるところだから水脈が近い
● 岩山を耕地にできないし、土壌があるのはワディだけ。だから耕地の近くに家をたてる
● 道路も平坦なところを選んで作られているから、交通の便が良い
、、、あと、いろいろあるような気がするけど、

つまり、ワディ生活は楽だということ。だから、人が住む。道路もできる。畑もできる。

ちなみに、国別にみた自然災害露出度
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/4372.html



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