The Redang Telegraph

2013年07月14日

アラビア横断往復 第2章9 UAE国境

ホフーフをすぎたのが朝9時頃。なんといっても朝3時半からでているので乗っている距離は長くてしんどいとも、まだまだ朝なのです。しかしすでに55度超。温度計は55度までしか計れないのでしかたないですが、本当は60度近くあったと思います。こんなところを走るなど大馬鹿です。

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カタール国境まで着ました。

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ペルシャ湾が見えます。ついに紅海からペルシャ湾まで来たのですね、長かった。

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ホフーフからカタール国境まで、ともかく写真を撮る余裕などほぼゼロ。死に物狂いで走った、、というか、ハンドルにしがみついていたというしかないです。しかも、この区間はガソリンステーションがなくて、横抱きのジェリー缶がなければ、絶対に超えられない距離です。転倒したときガソリンがこぼれて危ない、、ということと、ガソリンがなくなって砂漠で立ち往生するということを考えた場合、もうガス欠の恐ろしさを知っているのでジェリー缶を横抱きしてきましたが、これぐらい正解だったことはこの旅にないです。

つぎはUAEとの国境、ここでお昼ぐらい。カタール国境からUAE国境までの写真は文字通りゼロです。風、砂、熱、、、この旅の一番苦しかったのは、このカタール国境からUAE国境までの間でした。ガソリンスタンドもゼロ(記憶にないだけ?)。日陰は皆無、建物もほぼ無しなので休息する場所も絶無。道路はあまりよくなく、つらかった、、

国境を越えるのも、面倒だった。あーー、今は思い出すのも辛いので、また後で書くチャンスもあるでしょう。陸路でサウジとUAEの国境を越えた日本人はあんまりいないはず、少なくともバイクではいないと思う。しかも、こんな盛夏に、、なんて馬鹿なんだろう。

すったもんだの末、UAEに到着。しかし、UAEの道路状況はつらかった。

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みんなUAEといえばアブダビからドバイといったことを考えているだろう、、サウジ国境からアブダビ市域までなど、まるで見捨てられた土地。道路など貧弱そのもの。ここで原発の工事が行われているのはあまりにもあたりまえ。こんな見捨てられたような土地だからこそ建設現場なのでしょう。
日本がUAEの原発を受注しなくて、本当に良かった。こんな場所だと、日本人のいったい誰が建設に来るというのか?会社辞める人が続出して、仕事にならなかったはず。

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