ダンマンリヤド高速道路はメジャーなわりに路面が悪く、けっこうガタガタでした。しかし、無事、リヤド入り。この日の目的地のブライダはリヤド北方。道路的にはリヤド市外をつっきって北上することになります。リヤド市街に入ると、朝8時でやや渋滞気味。しかし、車は流れているのでひどいことにならずに街を通過できそう。。。しかし、ここで思わぬトラブル、、、転倒です。
リヤドの目抜き通り、ダンマンロードを走行中、前方に黒く光るものが、、これは走行中にさんざん見慣れた逃げ水現象。しかし、ここのは、、、突入して初めてわかったけど中央分離帯の散水ホースが外れて道にあふれた本物の水だった。
すってーん、転倒し、すべる、すべる、すべる。鎧のようにプロテクターで身を固めているからそれほど痛くないし、傷も無いのはわかるけど、すべる、そこで立ち上がろうとして手を付くと、すべっていたからだが回転はじめてしまった。ゴロゴロゴロ、、転がる。ようやく、とまって立ち上がってバイクを探しに行くけど転倒地点にバイクはない!!!!驚いた!これが一番おどろいた!転倒したのより驚いた!
あちこちから、親切なサウジ人が車を降りて助けに来てくれる。まるで奇跡のように普通に歩いているのをみてみんな感動してくれる。サウジ人ライダーのようにTシャツで乗っていたらいまごろ血まみれ必至。どころで、バイクはどこ???なんと、私が立ち上がったところの近くだった。バイクもやっぱり、転倒後すっとんでいたのだ。なるほど、、、
さすが、リヤド、、1分もしないうちにパトカーが来る。混乱している私に代わって周りのサウジ人が事情を口々に説明してくれるので、私本人の出る幕なし。水をもってきてくれる人、バイクを押してくれる人。もちろん転倒して横抱きガソリン缶の蓋が開いたのだけど、手早く閉めなおしてくれたひともいる。サウジ人の親切なことは数え切れないほど経験したけど、こういう転倒の目にあうと再認識します。
バイクは道路の反対まですべっていったけど、渋滞の中、、私もバイクも車と接触することもなく無事でした。アルハムドリッラ。特に転倒したバイクの後ろに車をとめて、ほかの車を誘導してくれた人には大感謝です。
パトカーの人が、バイクをサービスロードに置いておくように指示したから、てっきりサービスロードで待ってれば、パトカーがまわってきて事情を聞きにくるのかとおもったけどそれもなし。サービスロードでひとまず休憩。水を飲んでショックを覚まします。
これが転倒前の最後の撮影。リヤドに入る手前。

これが転倒後の最初の撮影。ミラーが、、、

サイドバッグがクッションになりました。


バイクの車体は擦り傷でいっぱい。そのうえ、道路の泥水をあびて汚いことこのうえなし。

人的被害はない。あちこちに打ち身があるけど、これは怪我になるところをプロテクターが防いだのだけど、その分の衝撃は避けられないということ。ただし、プロテクターは、、


体験的に知っている私が転倒したとき、一番最初に衝撃をうける腰骨にはレッグポーチをつけて3重の保護をしていた(インナーパンツのプロテクタ、ライダーパンツ付属のプロテクタ、そしてレッグポーチ)。

どうだ!腰骨保護のG3素材の衝撃吸収は!すごい!しかし、レッグポーチはアスファルトで真っ黒のぼろぼろになってしまった。レッグポーチの中に入れていた眼鏡ケースは壊れたけど、メガネは大丈夫だった。昼の運転にはメガネはしないけど、早朝の暗い時間はメガネをします。

背中には2重のクッションでそのうえに新品のベストを着ていたけど、ベストは裂け目が、、

ウエストポーチは削れてしまい、ウエストポーチの中のカメラも削れてしまった。
あれこれ考えると、これぐらいで済んだのが奇跡のような気もします。神様ありがとう。
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道中、ずーーっとアルハムドリッラ、、の連続です。合計3回の転倒を乗り越えて体に傷ひとつ無かったのは奇跡です。それだけでなく、どれもこれも私の力量を上回ってうまくいきました。なんと驚くべきこと!