The Redang Telegraph

2013年07月22日

アラビア横断往復 本編9 リヤド

転倒して、サービスロードに入って、落ち着いてきたのでジェッダのハーレーのお店に電話。ともかく、転倒したままのバイクで旅を続ける気は無いのでサービスをしっかりうけて、旅が続けられるかどうか見てもらわないと、、

しかし、馴染みのハーレーのお店からはなんかあやふやなことを言われるし、なんとオートモービル連盟みたいなのがあってそこに電話しろといわれても、結局、なんだかわけのわからない対応だし、、、ということで1時間ぐらいサービスロードで時間をつぶす。ああ、もういいや、自力でリヤドのハーレーショップに行ってみてもらうしかない!と、決断。サウジで人任せにしようというのが間違っている。ハーレーショップに連絡してトレーラーに来てもらおう。

世界ハーレーショップガイドをバッグから取り出してリヤドのハーレー店に電話、、しかし、つながらない。(後で知ったけど、そのすぐ直前にリヤドの市外番号に1を追加するということがあったらしい、もちろん知らなかった)。おかしいなあ。小さな略図がついていたので、良く見る。そして、GPSを取り出す。

おかしいなあ、、、通りの名前がハーレーショップに面している道路と一緒。しかも、ポイントする現在位置もGPSとハーレーショップの地図が一緒。わけわからん、壊れているのか頭がおかしくなったのか、ともかくもうちょっと走ったところが一段高くなって見晴らしがよさそうだから移動しよう。

サイドバッグはガタガタだけど、本体に異常があるようには見えないしエンジンも一発でかかる。ゆっくり発進、そして高台に向かうと、、

そこが、ハーレーショップだった。

この旅では、、、さすがメッカお参りしてから旅にでただけのことはある!というぐらいいろんなアクシデントから守られてきたけど、、転倒した場所が、なんとハーレーショップの目の前だったという奇跡ぐらいありえないことはないです。普通に言っても信じてもらえる可能性は3%ぐらいだと思います。

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お店に入って、、

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、、みんな寄ってきてくれます。事情を話すと、すぐにバイクをサービスにまわしてくれました。あの転倒で怪我もしなかったし、バイクも平気そうだし、しかもハーレーのお店が目の前だったし、ありえない。自分が一番信じられません。

ともかく、クラブルームで寛ぐことにしました。ここのクラブにはシャワーがある。しかも、私は旅行中だから代えの下着だとか部屋着とかにはことかかない。洗面所用品をひろげて、ヒゲまでそってリラックス。

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このクラブルームの隣はバイク駐車場になっていて、いろいろな理由から自宅にバイクを置けない人がここに駐車するようです。ジェッダは先月そういう応募があったので、ああ、このことか、、

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朝の10時ぐらいにショップに着いたのですが、結局すぐにお昼時間。ただし、ジェッダと違ってクラブルームは別の扉になっていてお昼休み(1時から4時まで)も、ハーレーオーナーには開放されています。よかった、くつろいで、ネットをつかったり、コーヒー飲んだり。そういえばご飯は食べなかったけど、なんとなく食べる気にはなれない、、なんとなくクラブルームの掲示板をだらだら見たり、、

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午前中に買った、ハーレーリヤドのオリジナルグッズを広げて、満喫。私は転んでもただでは起きないのだ。あ、お金を払う側だけど。かなり買いました。転倒で受けたストレスは買いもので開放だ!

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これまで、エンジン熱でふくらはぎや腿が焼けそうに熱かったのは、この巻くタイプで対応していました。

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かなり便利でふくらはぎは完璧に熱からガードできてましたが、太ももの熱対策がいまひとつでした。このリヤド店には(ジェッダ店には無い)皮のチャップスがあったので早速購入。長さは自分ではさみで調整。なんといっても、旅の道具一式+工具箱まであるからこれぐらいどってことないです。

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壊れたサイドバッグはもう使い物にならないから、完全にとってもらって、バイクの調子も全部点検してもらって、割れたミラーは「新品は在庫がないけど、中古のがあったから無料でつけておいた。ミラー無しでは運転できないしね」ということで大感謝。あれやこれや、気を使ってもらって、私もここでバイクグッズをいろいろ調達できたし、転倒しなければ、まったく予定のなかったハーレー乗りとの交流もできて、満足です。

これからブライダに向かうので道路を教えてもらうと、、「ブライダ、、そんなとこ行くな」といわれた。道も知らないといわれた、、急に冷たい。普通の常識があれば、用があっても避けるといわれるサウジ最大のディープな都市、ブライダ。ここにめざしてハーレーショップを出発したのは日も暮れようとする6時でした。
ブライダへの道のりは全線夜中になりそうです。


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