今はモンスーンの時期で、私のいるマレーシア東海岸はこの3日ほど止む間もないほど降っています。もう、これは気にしてもしかたない。熱帯雨林に住んでいる以上、雨は避けて通れません。もちろん、バイクです。
仕事が忙しいので前泊なし。距離をみると遠い、、でも、こないだのプーケット行を考えたら半分以下の距離です。目的地のナラティワートまで日帰りも可能でしょう、きっと、たぶん。ルート選択で、東海岸をずーっと北上します。
この間のプーケット行はBukit Kayu Hitamから入りましたが、今回は、、えーとなんだっけ、そうそうRantau Panjangという町から入ります。覚えられない。Bukit,,,の方は一発で覚えたのに、こっちのほうが短いのに全然覚えられない。(、というのが、後で災いしました)
隣接するマレーシア側は都会のコタバル。ケランタン州の州都です。道も多いし(実際迷った)、でも一回来たことがあるから、なんとかなるでしょう。でも今回は国境を越えてナラティワートに行く!、、って、グーグルアースをみるとタイに入ったら道が無い!タイに入った途端、道らしい道がないじゃないか?
すぐ友達に連絡します。「えーっと、タイに道はありますか?」「ありますよ」という返事。じゃあ、なんとかなるかもしれません。しかし、このグーグルアースは悪意満点じゃないですか?実際行ったけどここまで落差は無かったです。しかも、鉄道の駅があるし、この地図はひどすぎ。
出発当日。早起きします。朝1時半です。部屋の窓から町をみると週末の夜ということで起きている人多数。私はこの時点で4時間ほど寝てますから元気一杯。いざ出発。出発は2時45分。
真っ暗。しかも、20分ぐらい走ったら雨が降り出して、、寒いです。この国で寒いというのを体験できるとは思わなかった。寒さ避けのベストを下に着るつもりだったけど、荷造り中汗たらたらの暑さだったのですっかり着忘れてしまった。ま、いっか。トレンガヌ州に入ってPEKAという町まで高速はありません。14号線です。走りやすいかというと、暗いし、雨が降るし、慣れた道じゃないし、丸太をつんだトレーラーが傍若無人に走るし、あんまり得意じゃないです。でも、なんとかクリア。高速はクアラトレンガヌ止まりなので、そこから先はまた下道。トレンガヌ州を抜けて、コタバルまでまっしぐら、、と言いたいところだけどガソリン不足の黄色ランプがつきました。
実は高速といっても完成している訳ではなくて、部分開通です。で、高速にガソリンスタンドが1軒もありません。出だしの林道にもガソリンスタンドがなかったので、出発してから一度も給油してません。高速を降りてもまた林道だし困った。
黄色が点灯して30キロぐらい走ったところで、シエルスタンドがありました。神様ありがとう。本当にガス欠を覚悟してました。これがどれだけ心細かったか、過去2度ガス欠経験者としては、言葉にならないほどです。ここで給油したら、過去最高の量が入り、残り1キロも走れなかったはず。ペトロナス派の私としては、これまでシエルを悪口を幾つも言いました。が、もう二度と言いません。
トレンガヌ州(マレーシア語のeはフランス語のeと一緒で発音は微妙。e=ウと読むと良い場合も多いけど、そうでないときもあります)を抜け。ケランタンに入り、GPSの調子も良く朝ごはんまでに国境に到着。
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