国境に定められた、、、ご庶民的な川(生活用すぎる)があって、川の両側には水面に立てられた家が密集して、このままでは両側から川中央にすすんでいき、そのうちくっつくんじゃないかというぐらいの賑わいです。泳げる幅の川、、なんてもんじゃなくて船で10回ぐらいオールを漕げば反対側につきます。
だから、国境のゲートがきれいで周りの景色から浮いてしまっている。西海岸のサダオの国境とは大違い。あそこは雑然としてたし、、マレーシア側の入管。バイク用のドライブスルーです。
ここはあっさりと抜け、タイ側に移動。とってもきれいなタイ側入管。サダオのボロさが脳裏を駆け巡ります。そして、山ほどいる役人と官僚的態度。そりゃ官僚だから官僚的態度もとりたくなろうというものかもしれませんが、サダオの入管の倍ぐらい時間をかけて取り調べられました。
まあ、ここもなんとかクリア。
一路、ナラティワートに向かいます。ここであらかじめ聞いてはいたけど、とても信じられない、携帯ローミングができない事態に。プーケット行きでは大活躍した携帯電話のGPSがバン!と途切れます。タイ深南部3県は危ないところと呼ばれて、住民の携帯SIMすら別登録なぐらいで、ローミングサービスなんかとんでもない!というテロ対策です。このあたりの地図に道路も鉄道も記入されてないのは、もはやテロ対策としかいいようがないのでしょうか?
そもそも、街中を走るので道路が入り組んでいる上、地図らしいものが入手できず行き先表示板に頼りながら進みます。行き先表示板は、なんとそれを追っていくとちゃんと目的地に着くと言う優れもの。マレーシアみたいに行き先表示どおりにいくと違うところに着くことはなさそうです。それに警察やら軍隊やらのチェックポイントが笑えるほど一杯あって「ナラティワート!」と叫ぶとちゃんと指差してくれます。
こういったテロ対策のものものしい警戒も、アラブでもまれて、サウジで磨かれ、百戦錬磨の鬼(?)と化した私にとって、どってことありません。むしろ、「あー、懐かしいなあ」。まるで田舎に帰ったような気分。
なんかこの辺に関する日本語ブログとかみると、「イスラムのテロリスト」とか「ムスリム人が、、」とかムスリムに対して言いたい放題の悪口だらけで唖然とします。
そら、大馬鹿や犯罪者は世界中どこにでもいるけれど、普通の住民はテロと無関係で悪口言われる謂れはありません、たんなるムスリムへの蔑視・差別です。マレーシアから行くと、住民は普通にマレー語をしゃべっているしムスリムが多くて違和感ゼロです。看板の書き文字はタイ語の丸くてかわいい文字も悪くないけど読めないのは困りもの、ローマ字表記は無くてもジャーウィー併記はあるのでサウジアラビア帰りとしてはアラビア文字を読めばいいので大助かりです。ナラティワート無事到着。なかなか大きな町じゃないですか。
友達とも無事に会え、一緒にお昼をたべ、お土産ももらって大喜び。
バティックのお店できれいな布地を見て感激
そこから、ちょっとはリゾートで知られたナラティワートビーチに移動、みんなで散歩。ココナツ殻のアイスクリームのおいしかったこと!
波が高くて遊泳禁止だけど、波乗りには最高です。こうして、楽しい時間はあっと過ぎ。帰る時間となりました。。。また再開を約束します。
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