最近のショックなことは、キナバル山での地震です。本当にショックでした。気持ちも落ち着かずブログに書く気力もなかったです。

キナバル山の山頂のひとつDonkeys Earsが崩落して、アタック中の方たちが亡くなったこと。本当に運命としかいいようがありませんが、チャレンジする方たちが亡くなったことは残念でなりません。
新聞では震源地はラナウの北方16km地点とありました。ラナウはまさしく去年バイクでツーリングしたところで、ベースキャンプ入口もとおりました。知った地名が続々と出てくるのは恐ろしいことです。

シンガポールから学校の活動でアタックに来ていた子供たちも犠牲になりました。
事故の記事は日本と同じく犠牲者の関連記事が載り、涙を誘います。
ラナウは太平洋戦争最悪な日本陸軍による捕虜虐待「サンダカン死の行進」の最終目的地です。この死の行進でラナウにたどり着くまでに何千人というオーストラリアをはじめとする捕虜が死に、またラナウにたどり着いた捕虜もただ一人も生きて収容所を出ることはありませんでした。全員が死ぬことを目的とした虐待で、何千人の捕虜のうちわずか7人の脱走に成功した人たちだけが、生き残りこの事実を今に伝えています。恐ろしいことです。

それから平和がおとづれ、

私もやさしいラナウの人たちと触れ合うことができました。

でも、ここで地震があり、多くの人たちが巻き込まれてしまいました。
この悲劇も、私たちは忘れてはならないと思います。

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