タイ行も4度目になり、タイのバイク事情も若干わかったつもり??いえいえ、長距離ライドはそのたびに緊張するし、国境越えもやっぱり緊張。
まずはバイクの整備に計1か月。タイヤ交換もしたし、エンジンの調子が悪かったのも、ライト切れ(LEDなのに)、その他、いっぱい修理して、いっぱいお金を払って、やっと長距離ライドができるようになったのが出発2週間前。
Salamat Hari Raya (お祭りおめでとう)、アラビア語で言うとEid Al-Fitr、マレーシア語で言うとAidelfitr。日本語で言うと断食明けのおまつりの連休に出発。目指すはタイ深南部ナラティワ、パタニ、ソンクラーを通って観光地プーケット。
出発はハリラヤの前日。朝0時(というか深夜というべきか)から積み込み開始。ピカピカに磨き上げた車体です。
マイル数をチェック
積み込み状態もチェックして出発。時間はちょうど1時。トコトコとマレーシア東海岸を北上。夜風が涼しくて、歌いながら快適な旅。ずーっとこんな気温だったらいいのに。
トレンガヌを抜けて、クランタンとの州境をちょっとすぎたところから国道4号線に入ります。この道路はクランタン州都のコタバルにカスリもしないで、東海岸から西海岸のペナンに向かう半島横断道路です。前回はSungai Golokの国境からタイに入ったのですが、今回はBukit Bungaという違う国境。どうしてこんな国境を選んだかというと、我が導師ガーミンが「この道路を使うように」という宣託をしたからです。
今回はわざわざGPSのガーミン導師にタイの地図も入れてもらって、絶対服従を誓ったので、この国境だってついてみてはじめて2回使ったSungai Golokの国境でないことに気が付いたのです。もっとも、GPSには"Sungai Golok"と入力したにも関わらず、違う国境についたというのがガーミン導師の偉大なところです。
さすが導師の選んだ国境は、パッとしないかわりに全然交通量もなく、、、というか、全く車の影もなく、この国境は閉鎖されているのかと思ったくらいでした。でも、しばらく待つと後ろから車がきてまっすぐ進んでいったので後について国境の検問を抜けました。マレーシア側はいつものドライブスルー、ヘルメットを脱ぐ必要すらなかったです。タイ側は、、、木の小屋、、ってこれが入管なのか?守衛の小屋と違うのか?
とりあえずバイクをそこら辺にとめて、小屋に行ったらたしかに入管でした。誰もいないし、愛想のいい管理官と世間話をしてパスポートにハンコを押してもらって入国完了。あまりの簡単さと寂れように絶句。ひとけも無いし、あっという間に入国できる簡単さから、今後はずっとこのBukit Bungaの国境を使い続けようと心に誓いました。
国境まで6時間。
時計は7時ですが、マレーシアとタイでは時差が1時間あるので、6時に直します。マレーシアの東にあるのに、時間は遅いとは珍しことです。いつもながら、国境越えは感動です。たった20メートル離れただけで、時間も違うし、言葉も違うし。でも、住民は国境の南北で同じ民族、同じ言葉、親戚も別れて住んでるし、そもそも住民はパスポートなんて使わずに国境を往来します。バカな差別主義者が国籍の違いで差別しているのなんて、あまりにも下らないということを国境通過で実感します。本当に国境なんて意味を持ちません。
ましてや、人間の国籍の違いなんて、何の意味もないことです。
タイ、、いつもながらの王様。しかも、カメラ好き。カメラが写ってないポスターにも、カメラの紐は写ってる。ちなみに王女様もカメラ女子。どんだけ、カメラ好きの親子なのか?
こうしてナラティワに無事入国。
ナラティワの市街を迂回してパタニを目指します。
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