国境がマレーシア時間で朝7時、タイ時間で朝6時。まだ朝の陽が上りきっておらず、暗い感じ。道のりも3分の1が終了。ここでガーミン導師の地図をマレーシアからタイに切り替え。それまで空白だったところに、鮮明な地図が浮かび上がります。
国境を抜けたことで気持ちはゆったりとなり、まだ暗いし、余裕余裕とバイクのスピードも遅くなりました。本当はそれほど余裕でもなかったのですが、その場さえしのげればいいや。パタニの友達の家はプーケットの帰りに寄る予定だったのですが、ふと、「あ、このへんだったよな」ということでちょっと道を調べるために寄ったりしました。
パタニを抜けると、次はハッチャイ、、
マレー系の土地の言葉ジャーウィー語で「ハジャイ」、マレーシアでは「ハッチャイ」で、タイ一般では「ハートヤイ」と呼ばれる魔都。なんと、バンコク、ノンタプリー、パーククレットの3つをあわせた「バンコク首都圏」の次にでかい、タイ第二の大都市です。出典は下のURLです。http://www2m.biglobe.ne.jp/ZenTech/world/map/thailand/City_List.htm

ハッチャイがタイ第2の大都市ということは、タイの一極集中がしのばれます。ハッチャイは大したことない大きさなのに、あれが2番目ということはタイにはバンコクしかない!しかし、ハッチャイは魔都です。何が魔都かというと、「迷路」。強烈な一方通行の多さと道路の狭さと複雑さです。マレーシアのBukit Kayu Hitam国境からも、Sungai Golok国境からも合流する、マレーシアとの交通の要所。しかし、道のわかりづらさは大変なもので、前回のたびではガーミン導師不在ということもあったのですが、2時間ほど迷って、この町からは永遠に出られないのかと思いました。
しかし、今回はガーミン導師のお導きでハッチャイ市内をかすめて外回りから逃げることができました。よかった。そして、魔都からめざすはPhatthalung。ここで大休憩です。ぐったり。
このへんでやっと道のりを半分すぎたぐらい。これからまだまだあるのに暑い、、、ダレてしまいます。朝の1時から10時ぐらいまでは鼻歌交じりで快適な旅だったのに、さすがにお昼はしんどい。
しかし、へたっても道のりが減るわけじゃないので、またがって前進。Trang空港の横を抜けて、また一息。よく考えるとこれまでの道のりで、Kuantan空港、Terengganu空港、Kota Baru空港、Naratiwat空港、Hat Yai空港と5つの空港のそばを走り抜けて、今はTrang空港。いかにも飛行機で行けば早くて便利だったんだろうなと思います。

ついで、クラビ。ここまでくると最後の追い込み。きれいな景色に目を奪われるのでまたまたスピードが落ちて、落ちて、日も傾き、バイクに乗る楽しさゼロ。もはや義務感と苦行でバイクにまたがります。前にすすまないことには、ベッドもない。ここまで晴れてましたがクラビで30分ほど雨に濡れて、ようやくプーケットの橋に到着。まだ暗くないです。よかった。

しかし、プーケットは大きな島だった。こんなに大きいとは思わなかった。
そして、プーケットで大きなバイクショップ経営とバイクマガジンを発行している友達のショップに到着。ふーーーーー、やっと到着。

この日は彼の別荘に連れて行ってもらうため、バイクはショップのガレージに入れてもらい、着替えて、一緒にラマダーン月最後のイフタールをショップのみんなと一緒にとりました。

ついに往路終了。マイルをキロに換算すると1,105キロの走行。久しぶりの1日千キロ越え。
時間はマレーシア時間のまま。18時間30分乗りました。
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