そして、素晴らしい歌声が入口から。あ、なんとミーシャは歌手!って今更ながら何を言ってる?ともかく、圧倒的な歌声で、全く音程もブレがなく、伸びもいいし、一瞬、都はるみを思い出しました。うーん、歌姫ミーシャはマレーシアの都はるみだったのですね。
しかし、歌声ばかりで入口から舞台までの花道に姿が現れない。それもそのはず、ホール入り口でホテルの従業員にガードされて、、じゃなく、ホテルの従業員に囲まれて写真を撮られていたのでした。歌いながら、音程もはずさず、ポーズを取りながら、でも、歩けない。日本だったら、ホテルの従業員が囲んでディナーショーのお客さんの前に姿が現せないなんて、大変な問題になるんだろうけど、マレーシアだから気にしてはいけない。
でも、ようやくホールに入れたよう、、私も花道まで写真を撮りに行きます。
ミーシャは囲まれてしまって、なんと、舞台にたどり着くまでに1曲終わってしまった。ふつう、歌いながら登場して、歌いながらステージに上がり、残りはステージで歌うもんじゃないかと思ったけど、さすが、なんか違う。歌いながら登場して、ステージにたどり着くはるか手前で1曲終わってしまうとは、、、
私も写真をとりました、セルフィーです。完全にひとりのうっとうしい観客になってしまいました。でも、順番待ちで写真を撮る列が、、、
それにしても、本当に低音から高音まで音の延びがよくて、透明感があって、しかも、音程が安定していて聞くほうも安心できる。歌が上手とは、こういうものをさすのですね、カラオケ自慢が寄ってもかなわない、プロの歌声です。
話は面白いし、歌いながらの合いの手もできるし、本物の歌手を見た気がする。ほんの数か月前のダイアナクラールの公演を思い出したけど、ミーシャのほうが本物の歌手感が溢れてた。きっとこれは、ジャンルの違い、ジャズとポップス、それに箱の違いシンフォニーホールとホテルのホール、本当に聞くだけとディナーショー、みんなが握手できる環境、一緒に写真撮れる環境(ダイアナのほうは、カメラ持ち込み禁止だった)とかいろいろの違いのせいだと思うけど、臨場感より歌手との距離感というのは本当に大切。
舞台で歌う、Bunga Bunga Cinta この曲は彼女の大ヒット曲です。他の曲もいいけど、この曲がかかるとホールの空気が3度低く感じるぐらい一変しました。オーラが違う曲、私は彼女のことを全く知らなかったぐらいだから、これがヒット曲だなんて全然しらなかったけど、最初の1小節で、「これはただ事じゃない!」と急いでカメラを取り出して動画をとりました。
そういうことで、最初のうち少し画面がブレてるけど、すぐに安定します。ただし、全曲じゃないです(きっと、著作権とかあるだろうし)。でも、どれだけ声がいいかすぐにわかると思います。
そしてこちらが、PVのBunga Bunga Cinta。全曲聞けます。
歌を聴くならコンサートホールじゃなくて、ディナーショーとかライブハウスとかが絶対いいよね。
ありがとう、ミーシャ。私は完全に魅惑されてしまいました。そして数日後、新聞の1面に小さな顔写真、え?ミーシャ!
芸能面トップは見開きでミーシャの記事でした。
新しいアルバムが出て、プロモーションしているようです。もちろん、買うとも。買うだけじゃなくて、知っている人にも、知らない人にも、宣伝します!がんばれ、ミーシャ。
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