前回のMPOでの後半の目玉が「展覧会の絵」としたら、前半の目玉がBranford Marsalisさんの演奏。
最初は2曲、映画音楽でお馴染みのWilliamsの、EscapadesとMilhaudのScaramouche。
マルサリスさん、最初に登場したとき「なんて若い兄ちゃんなんだろう」と思ったけど、あとでWikiを見ると私より年上だった、、、!!!童顔で丸い顔なんで、絶対みんなまさかあの齢とは思わないでしょう。ちょっとびっくり。指揮者と一緒に登場しても、丸い顔で、ニコニコニコニコ、、人柄の良さが体からオーラとなって出ていて、好感度抜群です。
サックス奏者といえば、ジャズ。で、ジャズというと「疲れたサラリーマンのようなカッコ」という偏見があったのですが、マルサリスさんはビチッとしたタキシード姿。まえのダイアナクラールさんの時は、まあ彼女はキリッとした姿でしたが、共演者のみなさんはイメージどおりのヨレっとしたカッコだったから、ジャズというものはそういうものだと思ってた。
実は、私は展覧会の絵が目当てで、マルサリスさんのことは良く知りませんでした。当日でも、彼の評判は良く知らなかったです。
2曲が終わって、、ふーん、サックスの上手なお兄ちゃんなんだね、、と思ってました。いや、正直に言いましょう、私にはサックスの上手下手があんまりわかってないです。もっと正直に言うと、ジャズも良く分かってません。なんだろう、上手なアドリブと、単なる失敗の差が、「うーん、なんか?」違うんじゃないか、、というぐらいです。でも、マルサリスさんが上手なのは良く分かりました。
2曲の後、アンコール。きっとあんまりアンコールをしない人なんだとおもうけど、オケの後ろのでっかいベースの人を呼んで、ちょっと打合せをして、サックスとベースだけの曲。ベースは弓を使わずに全部指ではじく、わあ、指痛そう。絶妙なコンビで、やっぱりうまいよね。
そして、後半、展覧会の絵。私は最初から気づいてました。オケの吹奏楽のパートにちゃっかり彼がいました。半分ほどの人は、最後の紹介まで気が付かなかったようでしたが、マルサリスさんのオケメンバーもとっても馴染んでました。いいよね、、
終わってから、サインしてもらう人が行列になってたけど、私もサインもらえばよかった。
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