The Redang Telegraph

2016年09月13日

Eid Al Adha 犠牲祭 2016

Hari Raya Aidiladha

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以前サウジアラビアに居たとき、ある日本人から「ハリラヤはいつ?」と聞かれたことがあります。もちろん、当時はインドネシア/マレー語(以下マレー語)は全然知りませんので、は??ハリラヤ?ハリラヤとは何ですか?と聞き返したことがあります。当人はハリラヤはイスラーム用語だからサウジでも通じると思っていたようですが(いまになって考えると)、ハリラヤはイスラーム用語=アラビア語とは関係のないマレー語なので当該国以外ではなかなか伝わらないと思います。

アラビア語ではEid Al Adha(ローマ字表記だけど)。
日本語では「犠牲祭」が一般的で、あるいは「大祭」です。

あんまりマレー語に詳しくない旅行者ではEid Al Adhaのマレー表現Aidiladha (分解するとAid il-Adha)を覚えるのが大変らしく単にハリラヤハジとだけ言われているようですが、私は逆にHari Raya Hajのほうが違和感があって、Aidiladha Mubarakといってます。違和感とは、Eid=Aidはお祭りなのでHari Rayaがつくと二重表現のように感じるからです(もちろん単に感じるだけ)。
ついでにHari Raya Hajの意味的にも違和感があって、いやーー犠牲祭はハッジが終わった後の「ハッジ明け」だから、ハッジのお祭り(いわゆるミナー近辺の諸行事)とはちょっと違うような、、とか、無意味にこだわってしまいます。もちろん、Hari Raya Hajはこれで成句なので、全く問題はないのです。

面白いのが Aidiladhaにつながって Maaf Zahir dan Batin といわれる慣用句。これはまるっきりのアラビア語(danだけ違うけど)。これは初めて目にしたとき感動しました。とってもすがすがしい良い響きでうれしかったのですが、この表現をアラビアで聞いたことありません。和製英語というのがありますが、これはもしかしてマレー製アラビア語かも?意味はちゃんとわかりますけど。またmaafはアラビア語とはいえ、一般的かといわれれば、ちょっと?な気もします、むしろUrudu/Indian Muslim的にアラビア語からの外来語として一般的なのを考えると、Maaf Zahir dan Batinは、アラビア語を起源にもつインド ー> マレー語なのかなあ。

アラビア語での犠牲祭の挨拶は一般的(フスハー的に)、
Eid Al-Adha Mubarak, Kull aam wa antum bi-Khari.
マレー語での犠牲祭の挨拶は一般的に(よくわからない私が理解しているかぎり)
Salamat Hari Raya Aidiladha, Maaf Zahir dan Batin.

犠牲祭おめでとうございます。ハッジに行かれた皆様、ハッジが受け入れられますように。

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