ひさしぶりにオーケストラを聴きに行きました。題目はシューマンのピアノソナタとブルックナーのシンフォニー。どちらも、私は知らない曲です、作曲家の名前だけは知ってる、、程度。
だいたい、こういうオーケストラとかはその手の音楽のファン、特にクラッシックの愛好家が「ふーむ。いいなあ」とか言って満足顔、、というイメージですが、私はそもそもクラッシック音楽を良く知らないし、いや、そもそも音楽自体が「音楽って車の運転中に聞くといいよね」というレベルなので、あんまりどうこう言えたものじゃないです。
場所はKLCC、、
そして、オンラインで購入したチケットをBoxに受け取りに行きます。オンラインチケットもあるのですが、自分のアパートにはプリンターが無いので印刷できません。Ticket Boxは快適だし、次の公演のポスターとかもあって、寛げます。
それにしても、日本語率が高い。バイクウィークとかで日本人をみかけることは皆無ですが、こういったオーケストラを聴きにくると日本人がいーーーっぱい。日本でオーケストラを聴くより安くて手軽だからなのかもしれません。私もその一人ですが、今回の目的は、「バイオリン奏者の指と手首の動きを見たい」。すでに、聴くから遠ざかってる。
Music that moves you.と10回ぐらい唱えましょう。最近は、音楽に追い立てられている感も多少はあるのですが、まあ、好きでやっているのだから構いません。Music that drives me.
開演まで残り数分。
ここで、私はがっつり冬山登山もかくや!という重装備に切り替え。大きなバッグに冬服を詰め込んできているので、ここで着がえて、遭難を防ぐ。そして、中に入ると満天の星が、凍てつく寒さを予想させます。
最初のピアノコンチェルトは、なんとかさんという有名なピアニストの演奏。バイオリンは共同コンマスのお兄さんのほうが居なくて、お姉さんだけ。この二人の演奏は、「座って踊る」ほど上半身を動かして、よくあれで2人がぶつからないよな、、といつも思います。休息の後は、
ピアノが引き下げられて舞台のスペースが広がり、管と弦が少し人数が増えます。共同コンマスのお兄さんもこっちで登場。管楽器のパートが多くて、弦はビオラが中心の曲。コンマスの2人は踊っているので指の動きは見えず、なるべく後ろの方の地味な演奏をしているバイオリニストの指に注目。
そして、、、ホールがギンギンに冷えてきて、寒い。登山装備じゃなくて、南極隊員の装備にすべきだったと反省。ブルックナーの曲は長いうえに、弦パートの人は手首を酷使するような曲で演奏者のうち3人ぐらい過労で倒れるのじゃないかというもの。それを聞いている観客は寒さで4人ぐらい遭難?もはや、音楽を聴くというより、「勝負している」気分。どっちが先に倒れるか?
でも、無事に演奏は終わり、誰も倒れることなく終了。よかった、よかった。安全第一。
しかし、、やっぱり、オーケストラ奏者って、上手いよね。音もきれいだし。すごい。
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