My memory of Prof Takeshi Yukawa. Islam and Muslim
とおーーーい昔。まだ私の頭に毛がふさふさあったころ(当社比)。学部の卒業論文の指導教官となっていただいたのが慶應義塾大学の湯川武教授でした。湯川先生を知る人なら誰でも知っている気さくで温かい方です、、が残念ながら数年前にお亡くなりになりました。論文のタイトルが「ヒジャーズ・ハーシム王国の興亡」ということで、指導していただいたのですが、論文指導はあまりに昔のことすぎていくつかのことしか覚えていません(砂糖好きなのは別として)。その一つが、言葉の定義です。
「君、今、イスラーム諸国って言ったけど、イスラーム諸国ってなんだい。説明できる?」
えーっと、イスラーム諸国会議機構に加盟している国じゃないですか?だから自分たちのことをそう自称できるんだと思いますけど、、、みたいな青二才のあやふやな回答。湯川先生、全然納得してくれません。で、何をもって、イスラーム諸国というのか、、という議論となりました。どういった内容だったのか忘れてしまいましたが、たしかイスラーム諸国と名乗る資格がない、「ムスリム諸国」が適当にイスラーム諸国と名乗っているだけで、イスラームのインフレというか、、、、。ともかく卒論といえども論文だし、きちんと自分でイスラーム諸国とムスリム諸国の違いを調べなさい、、といったことになりました。
湯川武先生の話を思い出したのは、言葉の曖昧さを曖昧にしたままでは、全く理解にたどり着けないということ。
、、でもってハラールとは?伝統的な理解、、というか正統な理解というか、私がこのシンガポールのハラールフェスに来る前まで正しく理解していると信じていたハラールについては、、面倒なので割愛します。もう一方の「今風のハラール」については、、、この、ハラールお好み焼きで理解しました(イカエビ玉)。
あれ、こっちのハラールアイスのほうだっけ、、(私はバニラ好き。でもここにはバニラが無かった。ありえん)
その3につづく
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2016年12月06日
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