本当は旧暦元旦の朝、初日の出を見に山登りしたかったのですが、大晦日の夜、、それはそれは花火と爆竹の音がすごく、町中が新年を迎えて寝られなかった、、ので、パス。もし、あの夜にテロどころか第三次世界大戦が勃発しても全然気がつかなかったと思う。
日が変わって元旦ではなくなったけど、山登り、、しかも昼からで全然日の出どころじゃないです。まずは、昼ごはんをたべて、それから登山口で準備。めざすは、Sg Lembingの誇る林明山。下から見るとたいしたこと無いけど、ほぼ直線で頂上まで。平坦なところは皆無の山登りです。
さっき山から下りてきた子供たちが、へとへとになって服も脱いで休憩してた。
さて、テクテク歩き出します。
登山道がものすごくきれい。ごみはないし、落ち葉も箒目が清清しく掻き寄せられている。お正月前に草刈と下枝刈を行って、ごみは毎日きれいにしているよう、、
階段が3分の2ぐらいはあるけど、この階段は難しいところ。蹴上げが一定してなくて、こんな高いのどうやって足をあげるんじゃい、というところとか、踏み面も長さが歩幅一足分じゃなくて微妙に1足半とか2足分とかあって、階段じゃなくて横の土のところを通ったほうがいいような気もするところもある。しかも、階段流失しているところもあるし、、
でも、登山の途中でみる眺めは絶景。昔栄えたレトロ町が今どうなっているかよくわかる。世界一と呼ばれたスズ鉱山の町。ずいぶん昔に廃山となり、もう歴史から忘れ去られてたのが、最近になってレトロブームで再び脚光を浴びました。とはいえ、資本がないので整備もされず、トロトロのレトロのまま。川向こうの斜面の墓地はつわものどもの夢のあと、、。鉱山で働いていたのは中国から来た労働者たち。鉱山で栄えたマレーシアを支えてきた労働者は、閉山のあともヤマに住み着き、マレーシアの山間部は華人率が非常に高いです。
のぼりは大体1時間もかかりません。もう頂上です。
この頂上からは、Gua Charasの岩山が天空の城のように見えるのがセールスポイント。雲海の中にあると、まさしく空に浮き上がったように見えますが、それは日が昇って水蒸気が湧き上がる朝9時頃の話。午後は、すっぽり、、
山頂でのんびりして、下り。階段の微妙さが足に響く、、
この登山口の廃墟のモスクで、結婚式の写真撮影が行われてました。マレーシアでは結婚式のときに公園などきれいな風景の場所に行って結婚写真をとるのが普通。ここで、ツタのからまるモスクで祈りをささげた日、、となるのでしょう。いいなあ、
せっかくGua Charasを見たのだから、あとでちょっと寄っていこう。
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