国境が面白いからといって、ここで暮らすわけにはいかないのでSing Khon 国境を離れます。ちなみに、この場所をGoogle Mapで探すと出ません。こんな大きな国境なのに?と驚いたのですが、

なんと、Mau Daung 国境ででてきます。SingKhonというのはタイ側の呼称、Mau Daungというのがミャンマー側の呼称。で、上の地図を見ると一目瞭然だけど、村の大きさとしては左側のミャンマー側が大きくて、SingKhonの交易市は、ミャンマー側の出先、、としかいいようがありません。どうみてもタイ側がミャンマー側に売ろうとしているのじゃなくて、ミャンマー側がタイ側に売ろうとしている格好となります。
この国境の近くに巨石文明?いや、文明はよくわからないけど巨石が、巨石公園となっているKhao Hin Tern Natural Parkというのがある、、と大看板に書いてありましたのでいってみます。
途中、国境だろうか、いきなり舗装道路が土の道になる場所に迷い込んだりしましたが、
ああ、見えてきました。
このあたり巨石が多いので、どの巨石が有名なのかわかりません。たとえて言うと、杉の山の中に縄文杉があるようなもので、「これがそうです!」という看板がないといったいどれがそれやら。
舗装道路があったり、なかったり、という道をとおって、ダムの上を通って、、
行き止まりに駐車場らしきものがあったので、きっとここでしょう。ふーー、一息。
観光順路があったので従って歩くと、お坊さんと会いました。こういう巨石にはお坊さんがつきものです。とても親切で、水飲んでいけとか案内してやろうか、とか。あんまり訪れる人がいなくて人恋しいのかもしれません。観光地というよりは、修行の場。
お坊さんの洞窟の横をとおって、
順路に従って歩かないと道に迷います。いや、従っても道に迷いそう、、もはや、トレッキング。ちなみに、この矢印はちゃんと生きている木に書いてあるもので電信柱ではありません。なんと真っ直ぐで人工物のような木だろう。
岩を乗り越え、乗り越え歩きます。見晴らしの良い場所が何箇所もあります。
が、もう、いいや。だいたいわかったから、引き返そう。ここで体力を消耗してもしかたない、まだここから何百キロも走らないといけないのだし。ここは寄り道部分だし、、。
ひとおとり歩いて、ちょっと膝がガクガクするけど、バイクに戻り、ダムの上で記念撮影。
この翌日は大雨と洪水に追われるとは夢にも思わず、天気の良い水辺を散策しました。こうして、夜になってスーラターニーに無事到着。ホテルは停電してたけど、しばらくたって復旧。
来るときは、ここでカップご飯でさびしい夕食をとったのだけど、それに懲りてあらかじめ立派な「日清カップヌードル」やお菓子も購入。おなじ、さびしい夕食だけど、中身がすこしレベルアップしたのでこれでよしとしましょう。停電中はスリンで大活躍した懐中電灯がまたも大活躍。
行程は379マイル=608kmです。意外に短いけど、歩いてショッピングしたり観光したりしたので、けっこうヘトヘトでした。
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