The Redang Telegraph

2017年02月24日

6500km Christmas Ride 37 バイク居眠り運転?

Road to Jerth was in mountain.

RIMG1695.JPG

この日はあらかじめ1000km超を1日で走る予定だったので朝は早起き、ホテルを出たのは早朝3時出発だった。もちろん、洪水でひどい目にあうなんて考えてなかったけれど、さすがに体力的には不安だったし、しかも、途中、ずーっと雨だったので魔都ハジャイあたりから、、「もう、今日中に家に帰れないかもしれない」とは思い始めてました。国境にたどり着いたときには予定から3時間も遅れてた。

そして、右往左往して、やっと国境を抜けたときには日没時間。もう、コタバルで一泊するしかないと考えて、進路をコタバルに向けたものの決壊でUターンしたので、もう、コタバルにはいけない。ここから長躯トレンガヌ州まで行くしかない。しかも、暗い山道を、しかも土砂降りでバイクのシールドとメットのシールドも両方とも泥や埃と雨粒でよく見えない。。。しかし、ほかに道はない、、しかも、そこで、、

睡魔の逆襲

朝2時に起きて、3時出発ってことはあんまり寝てません。そのまま濡れながら肉体を駆使して、このときは夜7時ぐらい、、急に、本当に急にとしかいいようがないけど睡魔が襲ってきました。もう、「こういうときはバイクに乗ってはいけません」というのをすべてやっている。

安直に山を切り開いて作った道。こういう豪雨のときは山に降った雨水がみんな道路に流れ込んできて、道路が川に変身。側溝もないから道路は川となって全幅うっすら冠水常態。しかも泥水だからアスファルトが見えず深いのだか浅いのだか通ってみないとわからない。ところどころ深いところを通常スピードで突入(そもそも冠水しているかどうかも見えてない)、ザーーーと突入して水の抵抗でハンドルが取られてこけそうになること数回。

真っ暗な山道で車線のペイントもない(あっても冠水で見えないし)ので路肩がどこまでなのかわからず、とくにカーブで道路からはみ出してしまうこと数回。そこに本当の川があっても、冠水していると川と道路の区別なんてつかないし、こういう山道はガードレールなんてないから、あの路肩にはみ出したところが深い川だったら、、と、(今になって)思うとぞっとします。

で、睡魔。まさか、ここで睡魔に襲われるとは夢にも思わなかった。路肩にはみ出したときは、睡魔と闘っていたとき、もう、こんなときにバイクに乗るなんて狂っている。が、土砂ぶりの中、野宿するほうがもっと狂ってる。山だから洪水がないかといえば、むしろ川幅の広い平野部よりよっぽど洪水の危険は高い、、ことがわかった。走らないとわからなかったけど。ここに居ては危険、、という本能だけで走ったというべきかもしれません。

しばらく走ったら、ガソリンステーション発見。しかも、こんな天気で夜なのに営業している。山の中のガソリンステーション。きっとこのあたりに山村があるのでしょう。ここでタンクを満タンにして、ステーションの従業員に近くのホテルの場所を尋ねる。きっと、このときはひどい顔つきだったと思うけど、しきりに体を心配してくれて、ホテルの場所を教えてくれました。ここからほんの数キロ先らしいです。

がんばろう、、、だが、そのホテルを見落としてしまった。

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