
多くの国境では、国境をはさんで両側にニ重言語、ニ重文化圏がひろがりますが、前に記事で書いたけれど、タイとマレーの二重文化エリアはすべてタイ領にあります。だからタイからマレーシア国境を抜けたとたん、タイ語は一切通じない、が、マレーシアからタイに入っても何百キロもマレー語が通じます。歴史的にアユタヤ朝タイの拡張政策のおかげで、マレー文化圏まで征服してしまった、、というのが原因なのですが、ま、遠い昔の話です。じゃあ、タイ国内のどっからはっきりとマレー文化圏になるのだろう?ハラールレストランから答えを探してみました。
前にスリンに行った帰り、どこからハラールレストランが目につきだすのだろう?と、思って目を皿のようにして道路際にモスクがあるかハラールレストランがあるか探したのですが、最初に見つけたのはプラチャップキリカーンあたり、タイから半島部にうつったやや始まりのとこらへん、、でも、そのあとスラートターニーあたりまで、見なくなり、魔都ハジャイの手前まで見かけませんでした。
今日、なにげなくタイを地勢図をみていると下の地図を発見、そっか、タイ南部のムスリムは西海岸に多いのか、、なるほど、私の通ってきた東海岸は微妙に非ムスリムポケットになっている。

そうして、はっきりとムスリム文化圏になったなあ、、と実感したのは魔都ハジャイから。
フードコート式レストランに、タイ食とマレー食が手すりで別けられてる!
お祈りの場所とかも、ちゃんとあるし、、
あ、もちろんご飯はおいしい。英語が通じないけど、マレー文化圏に入るとマレー語が通じだすので、ご飯の注文ぐらいだったらマレー語でできます。やっぱり、魔都ハジャイからですね、、
ムスリムが住むのは地図によるともっと北からだけど、例えばスラートターニーあたりのムスリムでマレー語で話しかけても、反応がなかったです。だから、ムスリム=マレー語圏というわけではないのがおもしろいところ、やっぱりマレー語が通用するのは魔都ハジャイ(ソンクラーの首都)から南というところでしょうか。

もちろん、私はムスリム人口の少ない東海岸を通ってきたので、西海岸だとまた別の結果になると思いますが、西海岸道路はあんまり行かないから、いいや。
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