The Redang Telegraph

2017年07月12日

Body Worlds 人体の不思議展 @マラッカ

I visited Body Worlds @ Melaka. RIP, Rest in Peace is our last wish. But bodies displayed here were not in RIP. We must respect the others either living or not.

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マラッカで評判になっている「The Body」日本的に言うと「人体の不思議展」。
全然前知識がなくて、ただ話題になっているというだけのことしか知らずに面白半分に行ってきました、、が、内容を見ると、、、とても面白半分で行くようなところじゃなかった。

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プラスティネーションという技術で人体の体液を樹脂に置き換えた、本物の死体です。昔ならミイラなのでしょうが、それの現代版というか、、、私はこの興行に賛成ではありません。もっとはっきり言うと断固反対。ありえないです。

R.I.P. 安らかに眠れ、、というのは亡くなった方への一般的なお悔やみで、同時に人の最後の願いでもありますが、ここはR.I.Pは無視され、尊厳も与えられず、他人を儲けさせるため働かされている遺体が見世物となっている場所です。

興行を行っているのに、死体には対価が支払われていません。死体の出所が不明なので対価を遺族や生前の本人に支払われていないのは明確になっています。死んだあとに奴隷労働とさせられるいわれはありませんが、死体作成者たちはこの興行で大金を儲けています。そもそも、死体を興行させるとは?死体本人の同意もとっていません。

今やCG技術は発達し、3Dプリンター全盛の時代。なんで、本物の死体である必要があるでしょう?これぐらいのことは今の技術では完全に置き換えることが可能です。それでも、本物の死体である理由というのは、つまり本物死体を興味本位で見世物にする興行的。。価値です。

イスラーム的に言えば、ひとは命の器として一個の凝血からはじまり、死んで神のもとに委託された魂を返し、肉体は土に戻っていきます。火葬すら地獄の業火は神の権限としてハラームであるのに、死んだ肉体が樹脂で固められ、輪切りにされ、あるいは屈辱的なポーズを取らされて最後の審判の日、どのように復活するのか私にはわかりません。

だから、神を恐れぬ所業というのが第一の私的意見で、二番目としては対価のない奴隷労働を強いている点です。死後も人格はあります。死んでしまえば人格が消えてなくなるわけではありません。こういった奴隷労働は人格否定ですし、命への尊厳は見てとれません。あくまでも儲ければ死体を見世物にするというだけです。

私は外国で亡くなった人を航空便で母国に返す手続きをしたことがあるので知ってますが、死体搬送の許可というのはどこも大変です。この興行主は「模型」ということで死体搬送許可をとっていません。これは法律違反じゃないでしょうか。これもありえないですね、、、

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前知識なしにこの興行を見たのは良かったです。ショックは大きかったし、考えさせられることも多かったし、じっさい今でもこの興行のことを深く考えている最中です。おそらく、この先も折に触れ、この興行について考えていくことでしょう。

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