The Redang Telegraph

2017年07月25日

Chinese Cultural Festival @ KT 3 Kapitan カピタン 甲必丹

Kapitan history 

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キャプテンのポルトガル語バージョンが、カピタンです。日本ではカピタンは商館主ということでポルトガル=オランダ時代を通じて、長崎の商館主のタイトルとなっています。もともとはギリシャ語の「組織のトップ」という言葉からきているそうです。

さて、このキャプテン、、、キャプテン翼もそうだし、陸軍大尉を表す英語でもあるし、サウジではダイビングのインストラクターもキャプテンと呼ばれます。幅の広い意味を持つ言葉だし、歴史もずーーっと深いです。私がかなり昔読んだ本には、近世の欧州の軍隊で徴兵権限をもった組織の長で、兵隊狩りで駆り集めた人を自分の組織に入れて一団となした団長であったはずです。土地持ちの貴族であれば領内から兵隊を集めることができたのですが、土地なし貴族(宮廷貴族とか)は都市で勝手に人狩りをして兵隊を集めました。キューブリック監督の名作「バリーリンドン」の世界ですね。当時の戦死者の補充はこうやってキャプテンの頑張り次第でした。

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中国から移民を率いて南洋開拓に来たリーダーや、新しい場所で移民を統率した人達もポルトガルの商館主にちなんでカピタンと呼ばれます。「ギャングの頭目」というにふさわしい人や、アラビア語のシェイク、、「族長」と呼ぶにふさわしい人もいますし、まるっきり「商館主」もいます。日本では、近世の堺や博多の「町衆の旦那」、あるいは「氏の長者」が相当するのかなあ。海外で活躍した中世日本人、たとえばアユタヤの日本人町の山田長政とかもカピタンの系譜に入りますね。
やがて、それぞれの国の政府の組織に組み入れられ、主にその土地の華人を統率するリーダーの名前となります。Kapitan Cinaです。Wikiで説明があります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Kapitan_Cina

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マレーシアの華人の系譜にはかならずカピタンの歴史がでてくるし、それはトレンガヌに限った話じゃなくて、首都クアラルンプールを開拓した伝説的な大カピタン Yap Ah Loyの話は有名です。KLの博物館にあるカピタンの写真はみんなこんな漢服を着ているので、トレンガヌのカピタンが洋装(帽子と傘ぐらいだけど)でちょっとびっくりした。

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