The Redang Telegraph

2017年08月26日

English Education in Japan 英語の通訳機や翻訳機?できればいいけど、、

まえに書いた「日本人の9割に英語はいらない」という狂ったタイトルの本があるらしい」
http://inlinedive.seesaa.net/article/450191180.html
、、と、その続きの
http://inlinedive.seesaa.net/article/450209393.html
、、のさらに続きです。

最近さらに、9割どころか99%の人は英語がいらない、、という記事を見ました。ところで、誰が1%なんでしょう?1%になる人は決まっているのですか?

同じようなことで、プロサッカーの選手になる人は人口の1%よりさらに低いです。1億2千万国民の1%は百二十万人ですが、プロサッカー選手は2千人もいないんじゃないですか?じゃあ、子供たちにサッカーをやらせる必要がなく、2千人だけでいいという話です。そんなバカな話があってたまるか。

プロ選手はそれだけかもしれませんが、アマや好きでやっている人、サッカーというよりは体を鍛えたい人、体力維持が目的な人、あこがれの選手のコピーがしたい人、いろんな人がいます。数え切れないほといっぱいいる競技人口の中から、職業としてサッカーを選んでもいいと考える人で、さらに技術があったり理論があったり、タイミングやチャンスが合ったりして、プロでやっていける人が、プロになるのです。

英語もそうです。誰が1%になるか分かりません。だいたい1%といってもプロサッカー選手の100倍弱、普通にサッカーを好きでやっている人の100倍から人口の1割だと1000倍が「英語不要論者の」唱える最小英語ができる人の数。全然少なくないじゃないか、そもそも。

だから多くの人が勉強するのだし、別にぺらぺらにならなくても、海外の文化を知りたいとか、音楽の歌詞の意味を知りたい、あるいは英語で上手に歌いたい、、というのもあるでしょう。昨今のJポップスには歌詞の一部が英語になっているのが目立ちますが、やっぱりカラオケでは上手な発音で歌いたいでしょう?
それに英語(外国語と言い換えてもいいけど)を覚えると「日本語情報」のくくりがなくなって、広い視野がもてます。今だって日本語情報にはちっともない社会の重要なことが多くあって、それは英語情報で知るしかないです。たとえば、問題になっているミャンマーのロヒンギャのジェノサイドだって、昔から英語情報ではいっぱいあったのに、日本語情報ではつい最近まで皆無に近かったです。

デジタルデバイドという言葉がありますが、全く同じ英語デバイドができるでしょう。世界中で使われる言語に比べて日本語は地理的には日本、世界的には日本語話者ですが、比較的内容を統制しやすいです。誰かが、日本語ニュースを故意に歪曲しても、他言語との比較がなければそのまま鵜呑みにするしかありません。
捕鯨をめぐる日本の対応も日本語の目から見るのと、外国語の目から見るのとでは大違い。まあ、そこまではありがちです。この手の差は、どこの国でもあるし、珍しいものでもありません。

「外国のものは信用できない。あいつらは嘘つきの身勝手な人間だ」
「日本人なら日本語報道を支持するのが当然だ」


、、と、検証なしに偏見のフィルターをかけてしまうのが大問題なのです。それも、自分で確認したわけでもないのに、誰かが翻訳してそういっているとか、、ばかり。

最近読んだ記事だと9割9分の日本人には英語は関係ないから、無意味な英語の時間をつぶして他の重要なことに振り替えようと言ってました。でも、1%の人には英語が必要なんでしょ?英語を勉強する1%の人の教育と、英語を勉強しない99%の人の教育が同じものではないというのが前提です。これは、社会の階層化につながるでしょ?格差を生んでよい訳がない。いったい誰が「あなたは英語の勉強しなさい」「あなたは英語の勉強やらなくていい」って決めるの?親が?先生が?何かのテストをして?

それに、通訳機の件。
いまだって、電子辞書とかでしゃべってくれるものは珍しくありません。
、、で、それを会話に使っている人を現実に見たことがあります。おそろしい光景で、電子辞書を持った人は機械を相手に差し出してるんだけど、相手は露骨に嫌がってました。、、というか機械を差し出されている意味が分かってなかったというべきか。コミュニケーションは、お互いの会話で成り立ちます。コミュニケーションは非常に人間くさいものです。生き物の根幹を成しているといってもいいぐらいに。

私はタバコは吸いませんが、「喫煙所でビジネスチャンスが生まれる」という人が少なからずいます。私はお酒は飲みませんが、「飲みにけーしょんだ!」といいう人も後を立ちません。相互理解がしょうもない会話からはじまるのは珍しくないし、適当に酔っ払っているところで通訳機なんて使っても嫌がる人が多いでしょう。

電子通訳や電子翻訳の精度があがるのはうれしいけど、それが誤訳だったら?と思うとうかうか信用できません。お前の会社の電子翻訳のせいで、会社のビジネスチャンスを失った。損害弁償だ!とか言う人だってでてきます(実際それに類似した話は聞いたことがある)。だから、電子通訳や電子翻訳の会社は予防線をはらないといけないし、あーーー、普通に勉強して、普通に分かるようになるほうが近道じゃない?

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