マレーシアの海でダイバーが一番よく見かけるウミガメは、タイマイです。漢字で書くと「玳瑁」。しかし、マレーシアで産卵するウミガメの卵はほぼすべて、アオウミガメのように見受けられます。
これは、日本で産卵するウミガメは「アカウミガメ」にほぼ限定されますが、ダイバーが一番見かけるウミガメがアオウミガメであるのと同じく、微妙に産卵1位と目撃1位が違っている例ですね。
アオウミガメは、タートルグラスと普通呼ばれる砂地に生えた海藻を食用とします。タートルグラスは見た目はひよこ草と呼ばれるニワトリが好んで食べる草に似ていて、ワカメや昆布なんかとは全然違う、、いかにも、な「草」です。そのほかに、サカナの死骸とか、なんでも食べます。
、、そこらへんが、カイメン(海綿)を食べるタイマイとは大きな違い。海綿は岩場やサンゴ礁域に多くて、逆にその界隈ではアオウミガメは見かけません。雑食性をいいことに、餌付けされているウミガメはほとんどがアオウミガメです。ちなみに、外見は青にも緑にも見えませんが、どうしてあれがアオウミガメと呼ばれたり、Green Turtleと呼ばれているのか不思議。
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