The Redang Telegraph

2017年09月08日

"Oke Rojin" オケ老人

I watched a in-flight movie "Oke Rojin".

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本当に久しぶりの日本一時帰国休暇。
楽しみなのは、日本に帰るフライトでの映画。もちろん邦画です。ハリウッドものはマレーシアにも氾濫しているけど、さすがに邦画は見るチャンスがありません。
しかし、邦画であればなんでもいいわけではないです、、泣けないといけません。特に今回はナイトフライトなので、おいおい泣いても周囲は真っ暗だし、みんな寝てるし、フォローの必要なし。泣いて泣いて泣きまくるぞ!と力を込める。

選んだのは「オケ老人」。ストーリーは、、ベタベタです。「へたっぴオーケストラもの」という確立したジャンルさえある。しかし、ベタベタな展開には水戸黄門で鍛錬しているので全然平気。歌舞伎とおんなじでストーリー丸わかりなんだけど、役者の腕前でどうにでも大化けします。

出演者は、主演の「杏」さんはそもそも「なんて読んだらいいんだろう?」というぐらい知らない人だし、逆に知っているのは、藤田弓子さん、左とん平さん等々の「老人」キャストです。いやー、藤田弓子さんは久しぶり、若い、、老人役が可哀相なぐらい若々しい。

しかし、、、オーボエですか?藤田さん、オーボエですよ?すっごいニコニコしながら楽々オーボエ吹いてるけど、ちょっと苦しそうにしたほうが良いような気がするけど、、、ま、いっか。コメディだし、、
声優の喜多道枝さんもでててバイオリン奏者役です。喜多さんの実家は能楽シテ方喜多流の家元だとさっき調べてしりましたが、そういえば高橋留美子さんのTV作品の脚本家、金春智子さんの実家は能楽シテ方金春流だし、うーん、アニメ業界と能楽シテ方はなんか関連があるのだろうか?

ストーリーはともかく、題材で使われる曲がビバルディの「四季ー春」とエルガーの「威風堂々」。おお、なんと定番中の定番。両方とも私も練習しているので思い入れがあります。主人公は春を特訓するのですが、なかなかいいですね、、弓の動きとか突っ込みどころもあるけど、一生懸命練習している姿におもわず自己投影してしまう。

この映画の評価は、人さまざま。ベタなストーリーが気に入らない人にはウケは悪いですが、役者さん達の演技が気になる人にとっては高評価だと思います。

ヒロインの一人、黒島結菜さんは初めて知りましたが、若々しくていいなあ。どれをとっても彼女の反応が初々しくて、とっても高校生らしい。

帰りのフライトでも「オケ老人」見ます!

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