
ミレニアム2000年の写真の整理中。水中写真は、、今の判断レベルでいくと「なぜこんなもんが残ってるんだ」と写真の存在すら不思議なぐらい変な写真ばっかり。サカナの尻尾だけ、、とか。揺れる体でファインダーなんて見なくて勘で撮るけれど、シャッターを押すのと写真が取れるのの間に時差があって、その間にサカナが泳いで、、けっきょくわずかに残った尻尾の先だけ写真に残っているということ。
、、、しかも、まだそんなのはいいほうで、24枚のフィルムで尻尾の先すら写ってない青い写真が半分。ぶれぶれで何がなにやら分からない写真が残りの半分。そして奇跡の1枚が動いてない魚。それすら17年の歳月で色がとんで、もはやなんだか?というレベル。ふーー、苦労語りをしてしまった。

だからって、いまどきのデジタルカメラから水中撮影に写った人に対して、「ふふふ、フィルムの24枚目が終わったあとに、すばらしい大物が出現するというジンクスがあるんだよ」、、とか言ってもしかたないです。本当にデジタルカメラはすばらしい、おかげでサカナの尻尾だけというのも無くなったし、色あせないし、奇跡だよ、、。あんなフィルムカメラの苦労なんてするもんじゃない(フィルムにお金がかかって、現像にお金がかかって、保管に場所とるし)と思う。
でも、人によっては、「苦労してからが一人前」とかいう、苦労教の布教師みたいな人がいて、苦労してない人をみると猛烈に腹が立って、ぜったいあいつに苦労させてやる!という情熱に駆られます。私はあんなに苦労したのに、苦労してない人が許せない、、的なやつ。
俺は残業するのに、なんであいつは定時で帰るんだ?帰るときは、何か手伝いましょうか?とか言うのが常識だろう!ふざけすぎ、あいつにも何かいいつけて付き合い残業させてやる。。。というような奴です。こんな人は淘汰されてほしいけど、自分が常識だと思っているから、、淘汰されないよね。頭がいたい。
苦労は必要ない人には全然必要ないんで、無理に苦労させてあげることはやめましょう。
苦労しなくても人は一人前になります。というか、生まれてからずーっと人はちゃんと一人前だよ。
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ラベル:苦労しない