マレーシア観光で一番良い時間は?よく観光ガイドなんかには、夕暮れの美しさは載ってます。
しかーーし!そんなんじゃない!マレーシアの醍醐味は夜明けにある(当社比)!!!
じゃあ、どうして観光ガイドとかに「夜明けが最高!」とか書いてないのかというと、みんな寝てるから。あーあ、もったいない。一番いい時間を寝て過ごしているなんて。観光ガイドなんて売れないとしかたないから、みんなが行動中の時間帯のことしか書かないけど(たぶん)、あの夜明けから朝霧が立ち込めるまでの美しさというのは比類ないです。あの霧が山の中腹を細くたなびいているのは山水画のよう。
ちなみに、日本の誇る美学の巨人、清少納言も、、「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」と、夜明けの美しさを絶賛です。
さらに、冬はつとめて(早朝)。「あけぼの」(日の出前、ちょうどムスリムの朝のお祈りの頃)からすこし過ぎて空は明るい。蒸発する水分に朝霧が広がりはじめ、観光地によっては<天空の城>とかができるのが「つとめて」の時間。
マレーシアという国名の由来のひとつとして、「山がちな国」を意味するという説があります。海に囲まれているわりに、住んでみると、ほんとうに、山ばっかりの国というイメージ。だから、山に囲まれた京都の町と重なるところがあるのかもしれません。
山のなかを走る高速道路でも、明けがたは、いつもクチナシのような匂いにつつまれる。はて、本当になんの匂いだろう、花ばかりじゃないと思うけどあのクチナシの匂いのもとは不明。木々の匂い?酸素放出の匂い?わからないけど、ものすごくいい匂い。それに朝霧。科学的には??なマイナスイオンの話だけど、朝霧に包まれると、たしかに、ものすごく癒される感じ。あれはいったいどういうことだろう?いっとき流行ったマイナスイオンも、よくわからない、あの癒され感はなんだろう?ということで引っ張り出された言葉なのかもしれません。
マレーシアでは、ぜひ日の出前から早朝にかけて、手つかずの森林に来てください!常夏の国だから季節に関係なく、「あけぼの」から「つとめて」までがいつでも最高!
マレーシアの観光の醍醐味はネイチャーツアーにあります。世界最古のジャングルで、生きるってことを感じることができると思います。
●