ハリナシミツバチについて和文の説明は農業試験場のウエブサイトにありました。今は独立行政法人農研機構と改称され、かって国立だった何十もの組織が合流しています。これは、これで興味深いのですが、、
ミツバチ蜜とは異なるハリナシミツバチ蜜の持つ特異な抗菌性
http://www.naro.affrc.go.jp/project/results/laboratory/nilgs/2006/nilgs06-16.html
(引用はじめ)ハリナシミツバチ類には病原性微生物による病気が報告されていない。さらに、ハリナシミツバチ養蜂の生産物である蜂蜜は、それらの生息地である亜熱帯・熱帯地域では古来より食物以外に、眼病、皮膚病、消化器系諸病などに対する薬として利用されている。これらのことから、本研究ではハリナシミツバチ蜜の有用機能性の1つとして、抗菌性等を含む抗病原性に注目し、多方面からの解析を通して、有用健康食品化への道を探る。(引用おわり)
つまり、ハリナシミツバチは病気をしない?なんかすごくない!
(引用はじめ)
1.ハリナシミツバチ蜜の抗菌活性は、ミツバチ蜜に比べ格段に強い(図1、図2、表1)。
2.ハリナシミツバチ蜜は、種および生息地により異なるが、ミツバチ蜜より広い抗菌スペクトラムを持つ(図2)。
3.ミツバチの蜜の抗菌性要因として、高糖質濃度、低pH、過酸化水素産出の3点が知られているが、それらの効力を除いた場合(希釈、pHの調整、カタラーゼの添加)においても、ハリナシミツバチの蜜は高い抗菌活性を示し、3点以外の抗菌性要因が存在する(表1)。
4.ハリナシミツバチ蜜の有するこのような高い抗菌性は、ミツバチ類とは異なる巣の材質にある。すなわち、ミツバチ類では蜜を貯える巣房は蜜蝋だけでできているのに対し、ハリナシミツバチ類の巣内貯蜜ポットは抗菌性機能等を有するプロポリスでできている。これらプロポリスの抗菌性有効成分が、高調液である貯蜜へ移行した結果であると判断される(図3)。(引用おわり)
上の引用は売らんかな!の業者のうたい文句じゃなくて、国立の施設が公にしているもので、研究課題も研究者も明示してあります。
•研究課題名:ハリナシミツバチ類の産出する有用機能性物質の機能解明と利用
•課題ID:212-j
•予算区分:基盤、ジーンバンク
•研究期間:2006年度
•研究担当者:天野和宏、木元広実、鈴木幸一(岩手大)、唐澤忠宏(金沢大)
なんか、ものすごくない?ふつうの蜂蜜よりも、ローヤルゼリーよりも、そこらへんのものよりものすごくすぐれているらしい、究極の健康食品で政府もハリナシミツバチの加工品を積極的に進めているというのが、、すごい、、
本研究成果は、ハリナシミツバチ蜜の健康食品としての利用性についての科学的な資料となり、その市場開発に資する。
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