The Redang Telegraph

2017年12月08日

「ムーミン谷のひみつ」冨原眞弓 著


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前回の日本への一時帰国の際、飛行機の中で読むため空港のキオスクで買った本。そういう購入経緯なので本の中身なんて、まったく何も期待してなかった。が、おもしろかった。

表題が昔はやった「磯野家のひみつ」みたいなノリなので、そういうものかと思ったら大違い。やっぱり、題は売れるように出版社がかってにつけたのだと思う。あんまり、ひみつ?感はありません。

著者は哲学者ということで、本も哲学的アプローチがされていてしかも、ムーミンシリーズへの愛が感じられるし、おお、こういう本って今まで読んだことない。。。と思う。登場人物と物語の進行がどういうふうに絡んできて、どういうことで、どういう変化がうまれるのかということを上手に説明しています。

文学者とか哲学者とか、いったい何をする人なんだろう、、?とか思っていたけど、なるほど、こういうことを読み解く人なんだね、、確かに必要だよ。むしろ、政府が進める技術系重視政策より、将来を考えると、よほど為になる分野で人材を輩出すべきだとおもう。

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