ジョンカーウォークから一本外れた、ティンカーストリート。ここにある中国寺院は門前市をなす賑わい。一方ではクリスマスがあって、一方ではこういうものもあってマラッカの多様さがわかります。
で、入ってみて驚いたのが、え!屋根に「しゃちほこ」があるじゃないか、、あれって日本の独創じゃなかったんだ、、、ということ。中国では「鰲龍」と言うそうですが、なんて読むかわからん。やっぱり、屋根の上にあるのがスタンダードらしいですが、なかには鰲龍観音という仏像もあって、ふーん、やっぱり中国はいろいろあるなあと思いました。調べると、なんと福岡県杷木に昇竜観音というおっきな仏像があって、ここでいう昇竜とは鰲龍のこと。ふーむ、昇竜というとかっこいいけど、シャチ乗り観音というとちょっと?ということです、、ネーミングの勝利。
ちなみに16世紀の怪物絵図の宝庫?カルタマリナで「くじら?せいうち?」はこんな感じです。似てるといえば似てるかもしれないけど、クジラの一種である「シャチ」とは大違いですね。

気になった、ほかに屋根の上に乗っかったのは、こんな風なもの。どれも、物語性があるのだろうけど、よくわかりません。「戦うお姉さん絵巻」と私は勝手に名前をつけました。観てるだけで楽しい。今も昔も戦闘美少女モノには心を揺さぶられる、きっと何かがあるのでしょう。
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