マラッカの世界遺産地区の丘の上は、セントポール教会です。というか、教会の跡地です。もちろん、今は遺跡となって教会として使われてないし、クリスマスらしいデコレーションも皆無です。
下界がクリスマスなんだし、全然キリスト教とも関係のない商店街が飾り付けできれいなんだし、もともとは教会なんだから、ここも、もう少し飾り付けしてあげてもいいのに。まあ、いっか。
ここにあるのは、ザビエル像。もちろん、この廃墟はザビエルさんとつながりが深くて、彼が日本に布教を決意して準備を始めた時、この丘の上のセントポール教会は「日本布教司令本部」として活用。ザビエルさんの意志の象徴みたいなものです。
もともとこの丘の上の教会は、チャペルだったり、拡張して教会や教会付属学校として使われたのですが、丘の下にクライストチャーチができてからは宗教儀式の場としては使われなくなり、イギリス軍による火薬倉庫として使われたりしました。
あとは、見晴台とか、、
現在、教会跡に飾ってあるのは、ポルトガル時代の墓石の蓋。
けっこうな枚数もあります。
あー、イギリスとかでもあったけど教会の中の石畳の下とかにお墓があったりする。だから、お墓の墓石の上をぞろぞろ歩く羽目になったにちがいないのだけど、蓋だけはこうやって、壁に立てかけてる。
奥にはまだ地下にあるお墓が見れて、そこには入れないように柵がしてある。柵の表面にはイエズス会の紋章。
お墓の中身はどうなったかわかりません。もともとこの廃墟は荒れ放題だったのをここまで再築したので、荒れ放題時代に中身もどっかにいっちゃったのでしょう。あんがい歩いているそこら辺にまだあったりして。
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