The Redang Telegraph

2018年01月05日

赤道越え Crossing Equator @ Sumatra 6 朝の6時に教会の鐘が響くバタック教会の村々

At 6 o'clock, church bells ring all over the valley.

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シディカランへの道は、このルート上で最高の標高。これが、また高い山地なんだ

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もう、メダンからずーっと山奥のルートだけど、このルートにそって教会がたくさんあります。

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特にクリスマスも終わったばかりの今、町や教会ではクリスマスの飾りつけが賑やか。そうでなくても、バタックの人たちは煌びやかなのが好きだし、もう、キラキラ。

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ここの教会はHKBT教会と略されるHuria Kristen Batak Protestan、ルター派系の独立会派プロテスタント教会です。1800年代の半ば頃、主にドイツ系のルター派宣教団によってバタック人への宣教が始まり、随分と広まりました。私は知りませんでしたが、マレーシアにもインドネシア系の人達によって建てられたHKBT教会があるそうです。なるほど、、こんど場所を探していってみたい。

ちなみにバタック人は、なかなか教育熱心でプロフェッショナル指向らしいです。ちょうどマレーシアのインド系のようですね、でも人種的にはマレーシアでオランアスリ(アボリジニ)と呼ばれるような立ち位置です。

HKBTのWikiのページはこちら。
https://en.wikipedia.org/wiki/Batak_Christian_Protestant_Church

朝の6時になると、この谷間の村々ではどこも教会の鐘が鳴り響き、だいたいその時間にはすでにバイクに跨って出発している私としては、時間がわかり非常に便利。

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時間的にはイスラームのアザーンのほうが早い時間なのですが、手頃感といえば教会の鐘が良い感じ。このあたりでは、モスクはあんまり見かけません。北スマトラも南部になってくると数はモスクと教会が逆転してモスクばかりになってくるのが興味深い。

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インドネシアはムスリム人口も人口比も多いところなので、こんなにクリスチャンが多い土地があるというのが意外だったし、びっくりしました。ある処には、あるものなんですね。尖ったり四面破風だったりする塔の先端にそびえる十字架が目印。なかなか古びてフォトジェニック心を揺さぶる教会も多かったのですが、バイクで先を急ぐので時間がない。いずれ、また来たいです。

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ちなみに北スマトラというのは地理上のスマトラ北部というのではなくて、北スマトラ州という名前です。スマトラの最北端の州はアチェ州で、北スマトラはその南。名前からいくと、スマトラの一番北にありそうですが、そうではないというのが面白いところ。

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アチェはイスラーム色の強いところで知られています。案外それは北スマトラがクリスチャン多数という、なんか包囲されている感があってのことなのかもしれない?ちなみに今回のバイク旅は北スマトラ州から西スマトラ州にかけて走るというものです。また、西スマトラ州はイスラーム色が強いので、ほんとは北スマトラ州のクリスチャンがムスリムに圧倒されているというべきなのかもしれませんが、まあ、私にはあんまり関係のない話です。

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