マレーシアでは都市の大型ガソリンスタンドは24時間営業が普通です。で、てっきりインドネシアもそうだと思って、朝6時にホームスティを出発。スティ先のおばちゃんが朝ごはん食べる?と聞いてきたので、わあ、何ができるの?と聞き返したら、、ポップミーだった。。。いや、もう、ポップミーはお腹いっぱい。もう、一生ポップミーを食べなくても平気だし。ごめん、要らない、、と断って出発。すぐに、ガソリンスタンドに行ったら、、閉まってた。あと1時間待たないといけない。この先にはガソリンスタンドがないのは昨日同じ道を通ってきたから知ってる。
スタンドが閉まっていてショックだし、雨が降ってたし、情けない思いをしていたら、スタンドの2軒先にどうやら喫茶店みたいなところで灯りが付いてた、、、早速行くと、、
お店は閉まってた。しかし、若者が8人ぐらい椅子を並べて寝てる。どうやら昨夜のお祭りで遅くなった若者が家に帰らず友達の喫茶店で雑魚寝、、、というパターンらしい。喫茶店はそういうことで営業してないけど、お店の中で目が覚めてゲームしている若者が何人かいたので、さっそく戸をあけて、、
やあやあ、おはよう!雨がひどいよね!ガソリンスタンドに来たけどまだ閉まってたよ、ちょっと雨宿りさせてくれる?
、、という、いつもの「始めた会うけど何十年も前からの知り合いのつもり」の調子です。沖縄には、いちゃればちょーでぃー、、(一度会えば兄弟みたいなもの)という言葉がありますが、私の場合、一度もあったことなくても人類はみな兄弟、、、会う前から兄弟なんだよ。
むこうも退屈してみたいで、さっそくいろんな話。ああ、英語ができる人がいて助かった。雨の話、バイクの話、道が悪い話、ちなみにブキティンギに来る道は夜だし超悪路で時速20キロぐらいしか出せなかった、、という話をしたら、、、
「あそこの山道は幽霊がでるんだよ、、有名なんだから」
わあ、なんか白いものが道路をさーっと渡ったのを見たけど、あれがひょっとして幽霊?地元の人のような気もしたけど?ま、いっか。。。こんな話をしていたら1時間過ぎるのはあっという間。ガソリンスタンドが開いたので名残惜しいけど出発。みんな、お店の外まで見送りに来てくれました。ありがとう、突然乱入したのに。
こういった、地元の人達との話は面白いことが多いし、幽霊ネタのように地元の人に訊かないと絶対本に載ってないようなことも聞けます。こちらは、まだ北スマトラ州に居る時、、突然雨が降り出して、ちょうど休みたかったからすぐ横のお茶屋さんに入ったときのこと。お客さんは三輪タクシーの運転手さんばかり。
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こちらは誰も英語がわからん!困ったなあ、と思っていたら、目の前の白い帽子をかぶったオジサンが近くのモスクのイマームであることが判明、すぐにアラビア語で話しかけたら、ちゃんとアラビア語で返事!お互いに、、「おおお、、なんでこんなところでアラビア語が!」。イスラーム圏でちゃんとモスクがあるようなところだと、モスクの導師を務める人はだいたいアラビア語を話せます。
こういう場面はタイのプーケットでもあったし、モザンビークでもあった。誰かがアラビア語は中世のラテン語と同じで勉強した人は世界中にいるのでなんとかどこでも通用するよ、、と言ってましたが、そのとおり。
ここでは、三輪タクシーの運転手たちのいろんな話や天気がどうなるかといったこととか、あと、なんだっけ忘れたけどいろんな話をしました。
バイクは積載量が限られてお土産なんか積めないけど、こういう思いでは積載量関係ないから脳みそがパンクするまで積めます。ただ、すぐ書かないと忘れてしまうけど。
私の場合、旅の醍醐味は、地元の人との話。これに尽きるような気がします。
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