西スマトラ州と北スマトラ州のほとんど境で一泊して、夜ホテルにチェックインする前にガソリン入れておいたので翌日は朝早くからツーリングOK。しかも、最後の日、、しかも、晴れてる!最後の最後になって、初めて晴れの日。
まずは、元気をつけるため、初ドリアン。インドネシアでもこんなにドリアン栽培が盛んだとは思わなかった。マレーシアではありえないけど、山道、どこもドリアン臭かった。食べ終わったドリアンはそこらへんに捨ててるんだもん、マレーシアみたいにゴミ箱に入れる、、ということはない。
品種は、マレーシアでドリアンカンポンと呼ばれている一番馴染みのあるもの。無印ドリアンです。
そして、一路メダンを目指すトバ湖の東側を走る道路。もともと、来るときだって、この道を通りたかったのですが、GPSに騙されて違うルートになってしまったといういわくのある道路。

一路、メダンを目指す、、といって話をスキップしますが、本当は日の出のトバ湖の驚異的な美しさとの出会いがあったのですが、それはまた別カテゴリーにしないと赤道越えの旅がおわらない。あの美しさは、まさに「神の降り立った島」、、という以外に表現できなかった。
ともかく、こういった平均的なインドネシアの道を延々とすすみ、、
インドネシアでは高速道路で2輪が乗り入れ禁止なのもしらず、高速入口まで行ったり、、メダン市内で道に迷ったりして、夕方の5時頃無事に出発地点に戻って来ることができました。バイクを借りた友人にはあらかじめ、今このへんだから、待っててね、、というWhatappメッセージを送っていたので家の前で待っていてくれました。
無事にたどり着いた、、、アルハムドリッラ。事故もなく、怪我もなく、病気もなく、毎日元気に走れて、よかった。神様ありがとう。
友達とも無事を祝い、、新年も祝い、、
さっさと荷物をまとめます。なんといっても、メダン市内に入ってから、、雨が降り出してきたからゆっくりもしてられない。
ともだちも、泥だらけのバイクをさっさと洗い始めます。
、、、で、友達にここから一番近いホテルはどこ?ってきいたら、すぐ近くにあるホテルが良いと教えてもらって、ついでにバイクの2人乗りで送ってくれました(ものすごい荷物があるのにバイクはすごい、なんでも載る)。外からはわからないけれど、高級住宅地の一角。
晩御飯は今回のインドネシア旅行の成功を祝って、新年も祝って、一番ゴージャスな料理。なんとデリバリーのピザ!すごーい、今までのポップミーのかたき討ち?いや、ポップミーにもお世話になりました。
マレーシアで言うところのブティックホテル、小さなホテルでしたが、このホテルのある区画のモスクにはバトミントン場までついているというゴージャスな場所。
なんだけど、一歩、その区画を出ると、、、道はいつもどおり、、
一体全体、ゴージャスなのか、貧しいのかよくわからん。おそらく、これがインドネシアなんだと思う。常に富裕層とともにある貧困層。もちろん、貧困層が圧倒的多数です。
今回の旅でいろんな経験をして、いろんな考えをもちました。それが、すべて良いほうにいくといいですね。
ともかく、一番つらかったのは、ずぶ濡れになったこと、しかも毎日乾く暇もなく濡れ続け、、、ブーツは破壊的な臭いがして、もう1秒たりとも履けないので、速攻でゴミ箱行き。長年私の足を守ってくれた丈夫で「防水仕様」のものですが、今回の旅は「防水仕様」を粉みじんにするほどの悪路で靴底は穴があき、浸水。
靴下も全部捨ててしまった、、洗濯しても臭いが落ちないし。Tシャツも、他のものも、濡れてダメになったものはすべて捨ててしまった。こうして、行きよりも帰りのほうが軽いにもつの出来上がり。こんなことは普段だったらあり得ない。
来るときはこんな感じだったのに、、、
帰るときはビーサン。これで飛行機にのります。皮のライダーパンツは一緒だけで拭いても落ちない泥のおかげで白っぽい、、
赤道越えは、よかった、よかった。無事が一番。安全第一。友達も倍増。弾丸ツアーで、観光らしい観光はほとんどなかったのが、悔やまれます。そもそも、観光地があるとは知らなかったというのもだけど、ブキティンギの日本軍のトンネルとか、時計台とか、西スマトラの温泉地だとか、キリスト教関連施設とか、いろいろあったし、いろんな山々もゆっくりトレッキングできたらよかった。
スマトラは生物多様性ホットスポットの中でも飛びぬけてホットスポットで、最近新種のオランウータンが見つかったり、日本でも名が知られている熱帯魚のスマトラがいたりします。生き物に溢れたこういった国立公園もゆっくりまわりたかったなあ。
つまりは、次来るときは1か月ぐらいかけて、スマトラのアチェから南まで全部回って、ジャワ島を横断して、バリ島まで行くということ!陸路で、もちろんバイクで!
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